治る力 現代人は医療や薬に頼りすぎて、もともと備わっている自然治癒力が減退しているといわれます。“治る力”を活性化するにはどうしたらよいか、専門家にお答えいただきます。
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「眠るべき、という不安でさらに不眠に。寝る30分前からの「簡単な儀式」を試して」はこちら>>ネクストクリニック院長 金 敬姫(キン・キョンヒ)先生1953年大阪府生まれ。韓国・梨花女子大学医学部卒業後、大阪大学医学部附属病院第三内科、兵庫県西宮市立中央病院内科研修を経て、89年健康保険淀川診療所医長、2003年山本記念病院内科勤務。05年山本記念会やまびこクリニック院長、16年ネクストクリニック開設(自由診療)。オゾン療法、超高濃度ビタミンC点滴療法と気療法(エネルギー療法)を融合した、新しい形の医療を実践している。心と体に共鳴するエネルギー療法(3)
ストレスによる“不要な気“をため込まない。“気”の通りをよくして、腰痛を和らげる方法
原因不明の慢性腰痛には、ストレス・不安などの心理的関与が大きいといわれます。金先生曰く「気の観点からは、腰痛の多くがご本人の問題より、他者の支配欲、執着などを受けたときに起こりやすいと考えます」。
それらを改善するための、クリニック独自の療法などをうかがいます。
腰痛の緩和に“不要な気”の滞りを取り除く
周囲の人々から寄せられる過干渉、支配欲などの影響で、しばしば“不要な気”が心身に蓄積されます。
長引く腰痛に困りはてて来られるかたの多くが、周囲から過剰に期待されたり依存されたり、犠牲を強いられたりしていて、ご本人が意識するしないにかかわらず、それらが心身の負担となって症状を引き起こしているといえます。
しかも一様に筋力が低下していて、それが痛みを増しているようにも見えます。そういうかたがたにおすすめしているエクササイズが「ディスクチャージ」。
ご自宅にトランポリンがあればそれを利用してもいいのですが、全身を振動させることにより気の流れが整い、インナーマッスルが鍛えられるので、筋力の衰えが回復していきます。
腰椎の周囲が硬くこわばっているかたも、エクササイズを続けると、全身の関節の一つ一つがよく動くようになり、こわばりが取れていきます。
関節の動きに悪影響を与える不要な気が排出され、元気でポジティブなエネルギーに入れ替わり、衰えた筋力が徐々に回復していくことがわかります。
精神面では揺れているうちに楽しい気分になり、ストレス解消にも一役買います。被害者意識などのマイナスの意識も薄れ、全身の気の循環がスムーズになっていくエクササイズです。