集中連載「『若さ』はコントロールできる」第1回では、自由が丘クリニック 理事長・古山登隆先生に、誰もが「好印象」と感じる顔の“美のバランス”について教えていただきました。
見た目の“美しさ”は“美のバランス”を整えることで積極的に作ることができる
「人はそれぞれ、自分の中に理想的な美が存在しています。たとえば、目が小さい人は、大きな目を、唇が薄い人は、ふっくらとした唇を美しいと感じます。しかし、実は、美しい顔には誰もが好印象を持つ“美のバランス”があるのです」と自由が丘クリニック 理事長の古山登隆先生。
美しいと好印象を感じる顔には“美のバランス”があった!
「美のバランスには6つの要素があります。1.目、鼻、口などのパーツがバランスよく配置されていること。2.フェイスラインが整っていること。3.額から頰にかけて丸みのある曲線を描いていること。4.切れ長の目、ふっくらとした唇、鼻筋が通っているなど、パーツが美しいこと。5.左右対称であること。6.肌の質感と色調が美しいこと。これが、誰もが美しいと感じる、“美のバランス”です」と古山先生。
さらに、美しい顔を数値化してみると、以下のような比率になります。
「顔の横幅は目の横幅を基準に、均等に5つ分。顔の長さは、額の髪の生え際から眉の下、眉の下から鼻の先端、鼻の先端からあご先までがそれぞれ均一な3等分になっているのが理想。
そして、顔の中央の逆三角形=セントラルトライアングルが整っていることが、美しい顔に欠かせないポイントです。
この“美のバランス”は、年齢や人種に関係なく、世界共通の感覚。美しい顔とは、バランスがよい顔なのです。
また、バランスの整った顔をよく見てみると、美しいだけでなく、若々しいことに気づくでしょう。そう、“美しさ”とは“若さ”なのです。
今や、人生は100年時代。50代は、その折り返し地点に立ったばかりです。生涯現役で、これからも自信を持って活躍するには、常にチャレンジできる健康な体作り、そし“若さ”につながる“見た目の美しさ”を作ることは重要です。
現在は、スキンケアやメイク、最新の美容医療といった、美しい顔を作り維持する、多くの選択肢があります。今の自分に必要なこと、合うものをぜひ、50代から取り入れてみてください」と古山先生は話します。