新「髪ボリュームアップ」習慣 第4回(全7回) 若々しさの決め手は、髪のボリュームです。しかし年齢とともに毛量は減り、髪質も変化するからこそ、頭皮の血流を促し、運動や食事、ヘアスタイルも見直す“全方位ケア”が必要に。これを新習慣にすれば「髪ボリューム」は維持できます。
前回の記事はこちら>> 「新「髪ボリュームアップ」習慣」第4回は、ウィメンズヘルスクリニック東京 浜中聡子先生に、頭皮環境と運動についてお聞きしました。
【新習慣3】運動
1日20分の有酸素運動が頭皮の血流アップに
運動を習慣にすることで頭皮環境を整える
「頭皮の血流を促すには、運動が効果的です。特におすすめなのが有酸素運動です。有酸素運動は末梢の血流を促進してくれるので、頭皮の血流を改善してくれます。
まずは歩くことから始めましょう。少し汗ばむ程度の速さで、こま切れでもいいので1日20分を目安に」と浜中先生。
適度な運動は血流をよくし、ストレスを解消してくれます。逆に激しすぎる運動は血中の活性酸素を増やし、毛根にダメージを与える場合もあります。
「大切なことは有酸素運動を“毎日続ける”ことです。運動を日々の習慣にすること、これが頭皮環境を整えることにつながるのです」。
運動を習慣にすれば、50代以降から目立ち始める筋力の低下や、骨粗しょう症なども予防できます。まずは歩くことから気軽に始めましょう。
浜中聡子先生医学博士。日本抗加齢医学会専門医。北里大学医学部卒業。AACクリニック銀座院長を経て、2017年3月、ウィメンズヘルスクリニック東京院長に就任。女性の薄毛治療にいち早く取り組む。
撮影/唐澤光也〈レッド ポイント〉(静物) スタイリング/高橋尚美(静物) 取材・文/寺田奈巳
「家庭画報」2019年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。