今回は「3.食事の恵み」、養生美食イタリアンをご紹介します。(前回の記事は
こちらから)
大地のエネルギーをため込んだ“古代農法”の完熟野菜で体をつくり変える
約20年間、自然循環農業に取り組んでいる佐藤自然農園代表の佐藤茂行さん(左)。「野菜を最もおいしく調理してくれる腕利き」と高記智行シェフ(右)に深い信頼を寄せる。大分県にある滞在型健康増進施設「ベネフィット・フォー・ユー」には、体をつくるもとになる食事に対し「季節ごとに自然が与えてくれる食べ物がそのときの私たちに必要なもの」という明確なコンセプトがあります。
そのため、提供する料理には地元大分で採れた旬の食材を使うことを何よりも大事にしています。
とりわけこだわっているのが野菜です。シェフの高記智行さんは、草木堆肥で育てられた“むかし野菜”を初めて食べたとき、生命力あふれる力強いおいしさに感動したといいます。
【体が喜ぶ野菜を育てるために最低3年かけて土づくりをする】
体が喜ぶ野菜を育てるには土づくりがすべて。草木を細かく砕き牛糞と混ぜて発酵させ、菌が活発に働く堆肥を畑に入れ、最低3年かけて肥えた土に変える。そしてこの野菜がメインの食事で、訪れる女性たちを美しく健康にしたいと思ったそうです。こうして生まれたのが“食べる美容液”をイメージした養生美食イタリアンです。