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高齢社会を背景に増加する不整脈。専門外来「不整脈センター」はどんなところ?

2020.04.24

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知っておきたい! 頼りになる専門外来 治療を続けているのによくならない、今の治療効果に満足していない――。このような悩みを抱える人は少なくありません。こんなときに頼りになるのが「専門外来」です。一般外来ではなかなか受けられない個別性の高い治療が期待できます。今回は「不整脈センター」についてです。記事一覧はこちら>> ※以下の記事は、『家庭画報』2020年5月号取材当時の情報です。診療受付状況等は変更となっている場合もありますので、最新情報は公式ホームページ等でお確かめください。

最先端治療や技術の迅速な導入を原動力に、チーム医療で根治を目指すとともにQOL向上を重視しアフターフォローにも注力


超高齢社会を背景に中高年に爆発的に増えている病気の1つに脈の打ち方が異常になる「不整脈」があります。多くは問題のないものですが、突然死の原因になったり悪化したりする不整脈もあるため放置せず受診することが大切です。

世界標準の不整脈治療を目指し、チーム医療を基本に治療からアフターフォローまで取り組む専門外来をご紹介します。

副島 京子先生


循環器内科 教授
診療科長・不整脈センター長
副島 京子(そえじま・きょうこ)先生

1989年、慶應義塾大学医学部卒業。同大学医学部研修医、助手などを経て、98年米国ハーバード大学医学部Brighamand Women's Hospitalにてフェローシップを行う。修了後、同大学医学部循環器科講師、助教授を経て2004年に帰国。08年、再び渡米しマイアミ大学循環器科准教授に就任。11年、杏林大学医学部付属病院循環器内科准教授に就任し、米国での経験をもとに不整脈センターの開設に携わる。15年より循環器内科教授。心室頻拍のカテーテルアブレーション治療の名手として知られ、研究分野でもわが国の不整脈治療を牽引する。

不整脈とは?


脈がゆっくりになったり(徐脈)、速くなったり(頻脈)、飛んだり(期外収縮)と心臓のリズムが異常になった状態。

正常な場合、心臓の調律は歩調を司る洞結節でつくられた電気が心臓の中の伝導路を通って心臓全体に流れ、心筋が収縮する。

伝導路や心筋、自律神経などに異常をきたすと不整脈が生じる。その原因は加齢、ストレス、睡眠不足、疲労、ホルモンバランス・自律神経の乱れなどのほか、高血圧症、心臓病、肺疾患、甲状腺疾患など病気のこともある。

患者数は?


不整脈の中でも超高齢社会を背景に増加しているのが「心房細動」だ。

加齢とともに罹患する人が多くなり、70歳以上の男性の3~4パーセント、女性の2パーセントにみられるという報告もある。

2019年のデータによると健康診断で発見された人は約100万人だが、潜在患者やときどき発作が起こる人を含めると百数十万人に上ると推測されている。

不整脈センターとは?


不整脈を専門的に診療する部門。不整脈専門医、デバイス専任看護師、臨床工学技士らエキスパートでチームを組み、不整脈の検査、診断、治療に取り組む。

また、植え込み型除細動器やペースメーカの植え込み手術後には機器の作動状況、不整脈と心臓の状態を遠隔でモニタリングし、QOL(生活の質)向上や精神的サポート、日常生活の改善にも努める。

しかしながらこのようなアフターフォローに力を入れる施設は少ないのが実情だ。

こんな悩みは専門外来へ!


●健康診断で脈の乱れを指摘された
●脈拍が非常に速くなり、意識が遠くなる
●動悸の後、吐き気や冷や汗が出る
●脈が飛んで、胸の不快感や痛みがある
●脈拍数が減り、強い息切れを感じる など
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