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【病院長インタビュー】開院100年を迎える「慶應義塾大学病院」が切り拓く新しい医療

2020.09.09

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【連載】日本の医療をリードする名病院と病院長 “私学の雄”として日本の医療界をリードしてきた慶應義塾大学病院は2020年、開院100年を迎えます。この間、初代病院長の北里柴三郎が掲げた「基礎・臨床一体型の医学・医療」の実現に注力してきました。この伝統を踏まえ、次の100年に向かって生まれ変わろうとする同大学病院の最新の動向を中心にご紹介します。記事一覧はこちら>> ※以下の記事は、『家庭画報』2020年5月号取材当時の情報です。最新情報は公式ホームページ等でお確かめください。

第4回
「先導者精神」を原動力に新しい医療を切り拓く
慶應義塾大学病院 病院長
北川雄光先生


慶應義塾大学病院 病院長の北川雄光先生


慶應義塾大学病院 病院長
北川雄光(きたがわ・ゆうこう)
1960年、東京都生まれ。86年、慶應義塾大学医学部卒業後、同大学医学部外科学教室に所属。カナダ・ブリティッシュコロンビア大学への留学等を経て、2007年に慶應義塾大学医学部外科学教授に就任。09年腫瘍センター長、11年副病院長、17年病院長に就任、現在に至る。慶應独自の新しい医療技術を発信しながら、患者目線での病院運営に取り組んできた。臨床では食道がん手術のエキスパートとして世界をリードする。

臨床研究中核病院として未来の医療を開発する


全社会の先導者たれ――。慶應義塾大学病院は、1920年の開院以来、福澤諭吉の教えに従い、“私学の雄”として医療界をリードしてきました。なかでも初代病院長の北里柴三郎が提唱した「基礎・臨床一体型の医学・医療」の実現に注力し、その伝統は今も脈々と受け継がれています。

「当院は特定機能病院として高度先進医療を提供するとともに、臨床研究中核病院として未来の医療を切り拓いていくという使命があります」と病院長の北川雄光先生は語ります。

がんゲノム医療 PleSSision-Exome検査

〔個別化医療を目指し、「がんゲノム医療」を推進〕個々の患者に最適ながん治療薬の情報を提供するため、遺伝子パネル検査を実施。19年に国内で初めて「PleSSision-Exome検査」を導入し、2万遺伝子の解析が可能に。写真提供/慶應義塾大学病院

2014年には基礎医学と臨床医学の橋渡しをする臨床研究推進センターを設置し、がんゲノム医療、免疫難病、再生医療を中心に着々と成果を上げています。

一方、日常診療において特筆すべきは、各診療科が“一家族”のように緊密に連携しクラスター診療を展開していることです。全国屈指の診療実績を誇る免疫疾患では「免疫疾患専門医チーム初診外来」を開設し、多様な症状を呈する患者に対して包括診療を行っています。

また、がんの分野でも「がん専門初診外来」を開設し、内科、外科、放射線科など関連診療科による合同カンファレンスを通し個々の患者に最適な治療を提供しています。

「治療を早く始めたいという患者さんの気持ちに寄り添い、初診翌日には治療方針を決める迅速な検査体制を構築しています」と北川先生は説明します。
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