365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】ウォーキングを日課としていますが、毎日どれくらい歩けばいい?
健康のために毎日歩いていますが、歩きすぎも足りなすぎるのも良くないと聞きます。ベストな歩数はどれくらいでしょうか?
【回答】1日7000〜8000歩、週に合計5万歩以上を目標に!
毎年10月9日は、「散歩の日」だそう。「て(10)く(9)てく」という語呂合わせからこの日に制定されたそうです。
そんな散歩やウォーキングを、健康のために日課にしている方も多いと思いますが、では、具体的に毎日どれくらい歩くと良いのでしょうか?
医学博士の久野譜也先生の著書『死ぬまで歩ける! 7秒筋肉体操』よりご紹介します。
ウォーキングは“歩きだめ”OK!「エビデンスにもとづく目標歩数は、65歳未満は1日8000歩、65歳以上は1日7000歩です。ただし、これは“毎日必ず7000〜8000歩を歩きましょう”ということではありません。“平均歩数”が1日あたり7000〜8000歩になればOK。
時間のある日に“歩きだめ”をするのでも結構です。
4000歩しか歩かない日があったなら、別の日に1万歩以上歩くなどして、1週間のトータルが5万〜6万歩を目標にしましょう」(久野先生)
7000〜8000歩はハードルが高いなら2000〜3000歩を目標にですが、なかには普段から歩く習慣がなく、「その数字はハードルが高すぎる!」という方もいるかもしれません。
「地方在住で、どこに行くにも車移動が習慣になっている方などは、自分の足で歩く機会が本当に少ないようです。
いきなり高い目標を掲げると挫折してしまいますから、まずは、現状の歩数から2000〜3000歩ほど増やすことを目指してください。
この数字にもエビデンスがあり、10万人を対象とした研究データから、体力の改善効果が見込まれるラインとして導き出されたものです」(久野先生)
1日に2000~3000歩アップが目標なら頑張れそうですね。ぜひ、適度なウォーキングを習慣にして、健康な体を保ちましょう。
久野譜也/Shinya Kuno
1962年生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科教授。医学博士。2002年、健康増進事業を推進する筑波大学発ベンチャー、(株)つくばウエルネスリサーチを設立。エビデンスに基づいた超高齢社会に対する日本の健康政策の構築を目指し、100 以上の自治体と協働し、啓蒙活動に努める。
イラスト/umao 編集協力/山岸美夕紀
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