365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】リモートワークが続き、体を動かす機会が減っています
外出自粛やリモートワークが増え、運動不足気味。自宅でできる簡単なエクササイズはありますか?
【回答】「1分免疫エクササイズ」にぜひトライして
昨今のリモートワークや外出自粛によって、運動不足に陥っているという人も少なくないでしょう。
整形外科医でありスポーツドクターでもある陣 彦善先生によると、体を使わない生活は筋肉をどんどん劣化させ、肥満ばかりか血流障害など、さまざまな健康トラブルの原因となり、免疫力が下がってしまう恐れもあるそう。
鍛えるべき3つの部位とは?では、どのような運動をすればいいのでしょうか。
「整形外科医として“ここを鍛えなければダメ”という3つのポイントがあります。それが 『背中』『太もも』『足裏』の筋肉です。
いずれも加齢や運動不足で衰えやすく、とくに、背中と太ももの筋肉量が少ないほど死亡率が高いというデータがあります。
また、体重を受け止めている足裏の筋肉は、普段忘れられがちですが、衰えると転倒のリスクが高まり、やはりQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)を著しく下げてしまいます」(陣先生)
この「背中」「太もも」「足裏」の筋肉をいっぺんに動かせる運動として陣先生が編み出したのが、「1分免疫エクササイズ」。
効率よく一発で効かせる、オリジナルの背筋+スクワットの組み合わせです。
たった1分。肩こりやひざ痛の改善にも効果的「一般的なスクワットは、お尻や太ももといった下半身の筋肉を中心に鍛え、背中と足裏のトレーニングにはなりませんが、『1分免疫エクササイズ』では肩甲骨をダイナミックに動かし、足を踏ん張ることで、背中の筋肉と足裏の筋肉も同時に効率よく鍛えることができます」(陣先生)
筋肉だけでなく、骨や関節にもアプローチするので、肩こりやひざ痛の改善にも効果的だそう。
ぜひ「1分免疫エクササイズ」を毎日の習慣にして、健康で若々しい体に変えていきましょう。
陣 彦善/Hikoyoshi Jin
福岡大学医学部卒業。1995年、東京女子医科大学病院整形外科入局。約10年間在籍後、漢方、鍼、サプリメント、アンチエイジング、ホメオパシー、ハーブなど、先端医療から伝統医療まで、国内外のさまざまな施設研修を行う。2008年、東京女子医科大学附属青山病院自然医療科非常勤講師として勤務。2010年、東京・南麻布に有栖川整形外科を開設。腰痛、肩こり、膝痛などの整形外科疾患における保存的療法と予防医学の研究・実践に取り組むスポーツマン医師。統合医療をコンセプトに、先端医療だけでなく伝統医療も取り入れたきめ細かい診療に定評があり、多くの著名人や文化人からの信頼も厚い。
https://www.arisugawaseikeigeka.com/
イラスト/umao 撮影/岡田ナツ子(スタジオマグ) 編集協力/山岸美夕紀
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