365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの回答 【お悩み】万年便秘気味なので、腸内環境を整えたい
便秘体質で、お肌の調子も良くありません。腸内環境を整える工夫をしていますが、なかなか改善しないのが悩みです。
【回答】“乾物ヨーグルト”レシピを試してみて
腸内環境を整えるのにぴったりなのが、水の代わりにヨーグルトを使ってもどす“乾物ヨーグルト”です。
今回は、サカイ優佳子さんと田平恵美さんの著書『毎日食べたい乾物ヨーグルトレシピ』から、便秘改善の効果だけでなく、さまざまなうれしい効果が期待できるという“乾物ヨーグルト”をご紹介します。
肌の老化を防ぐ抗酸化物質も摂れるヨーグルトの乳酸菌や乳糖は、腸内の善玉菌を増やしてくれる効果があります。また、野菜や海藻などの乾物に多く含まれる食物繊維は、腸内細菌のエサとなり、腸のぜん動運動を促進する働きもあるので、便秘解消に大きな役目を果たします。
また、ヨーグルトに含まれるたんぱく質は、体内の細胞を作る手助けをしてくれます。肌の新陳代謝を促すビタミンA、ビタミンB2も含まれ、ドライフルーツと合わせれば肌の老化を防ぐβ-カロテンなどの抗酸化物質も摂れて、ダブル効果も。
さらに、ナトリウムを排出する働きのあるカリウムを含む干しわかめや干ししいたけ、煮干しなどをヨーグルトでもどすことで、血圧改善効果も期待でき、鉄分の多い切り干し大根、高野豆腐は冷え体質の改善効果も期待できるのです。
残ったヨーグルトも料理に使って今回は、“乾物ヨーグルト”の基本のもどし方をご紹介しましょう。
<用意するもの>
・ヨーグルト…無糖プレーンタイプのもの。
・乾物
・もどす容器…蓋つきの保存容器。または、ファスナーつき保存袋など。
・キッチンスケール…分量を量るときにあると便利。
<作り方>
1.乾物とヨーグルトを容器に入れる
乾物を入れたら、よくからめて、全体にヨーグルトをいきわたらせる。ファスナーつき保存袋の場合は、乾物とヨーグルトをよくもみ込む。
2.冷蔵庫に入れて、約8時間おく
8時間以上であれば、ぴったりの時間でなくてもOK。ヨーグルトの消費期限にも注意が必要だが、約1週間保存できる。
3.できあがり
乾物の周りに水分の抜けたヨーグルトの白いかたまりが残る。これにも栄養がたっぷり入っているので、残さず料理に使う。
おすすめの乾物は、切り干し大根、高野豆腐、干しわかめ、寒天、煎り大豆、煮干し、オートミール、クスクス、車麩、ドライフルーツ、切りいか、干し貝柱など。
この乾物ヨーグルトを使ったレシピなどは書籍『毎日食べたい乾物ヨーグルトレシピ』に詳しく掲載されているので、参考になさってくださいね。
イラスト/umao 撮影/西山 航 編集協力/山岸美夕紀
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