365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】アイメイクがマンネリ化しています
おうち時間を利用して、様々なアイメイクにチャンレンジしているのですが、なかなか「これだ!」というパターンを見いせません。
【回答】2色だけで洗練メイクが可能です
これまで似合っていたアイメイクに、納得できなくなったり、ふと気づけばマンネリ化していたり。メイクの中でも、ルーティンになりがちなのが、アイメイクです。
年齢とともに、目もとはくすむビビッドなアイシャドウで気ままに遊んだり、似合うかはさておきトレンドメイクを取り入れたり……なんて年頃を過ぎてしまえば、「アイメイクは“個性を自然に引き出す”ことが大切に」とは、美・ファイン研究所ビューティディレクターの山口童子さん。
「また、40代になると目もとはくすみやすくなり、年齢を感じさせてしまいます。そこで、ハイライトカラーと、濃紺や濃い紫などのダークカラー2色だけで個性を引き出す“ハイコントラストなアイメイク”を提案します」(山口さん)
光沢のあるハイライトと、濃紺や濃い紫などのダークカラーを「まず、ハイライトカラーで明るさを確保します。これが大人のアイメイクを洗練させる鍵」(山口さん)。
カラーは、アイボリーやシャンパーニュ、ペールピンクなど、自分の肌になじむ色味をセレクト。質感は、シルキーな光沢をまとった、微細なパールタイプがよいでしょう。逆に、大粒のラメ入りやマットタイプは不向きだそう。
ダークカラーは、黒・こげ茶・グレーといった“定番の締め色”にとらわれず、「濃紺やダークローズなど、“色”を感じさせる濃い色を。特に微細なパールを含んだディープブルーは、凛とした表情になるのでおすすめです」と山口さん。
明暗のコントラストで、目もとに存在感が!たった2色で完結させるアイメイクゆえ、メイクステップもシンプルです。
「まず、ハイライトカラーを、毛量のあるブラシを使って、上まぶた全体に広めにつけてください。まつ毛で影ができてしまう下まぶたにもふんわりのばし、涙袋をふっくらと。
次に、ダークカラーを平筆の先端にとり、目のキワがいちばん濃くなるようにのせ、外側に向かってぼかします。このとき、うまくグラデーションにならない場合は、何もついていないブラシに、ハイライトカラーとダークカラーの2色をとり、手の甲などで混ぜてから、2色をつなぐようになじませて」(山口さん)
“明るい色の中に暗い色”という簡潔なコントラストを演出することで、「目の形がくっきりと浮き出て見えます」と山口さん。たった2色ながら目もとが引き立ちます。お試しを!
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山口童子/Toko Yamaguchi
「美・ファイン研究所」ビューティディレクター。美容研究家で日本のメイクアップアーティストの草分け的存在である小林照子さんに師事。メイクアップアーティストとして活動するかたわら、「印象分析」に基づくメイク指導にあたる。
美・ファイン研究所:
http://www.be-fine.net/