絶景の開運スポットへ 最終回(全23回) 地理風水師・御堂龍児(みどうりゅうじ)さんがすすめるパワースポットを中心に、その言葉を織り込みながら絶景を楽しみ、湯に浸かり、大地の恵みをいただく“開運旅”へ、ご案内します。
前回の記事はこちら>> 風水師・御堂龍児さんがすすめる「魂が喜ぶ、究極のパワースポット」へ
「自分自身としっかり向き合うことが開運の第一歩」だと話す御堂龍児さん。自己との対話へと導いてくれるこの夏訪れたい絶景のパワースポットをご紹介します。
〔水のちから〕才能を引き出し、発展させる力「別府厳島神社」(山口県美祢市)
9世紀初頭、弁財天社として創建された神社。境内には、淡い群青と青緑が混ざり合ったような不思議な色を湛えた別府弁天池がある。
「背後にある山の霊力を宿したこの池の水には、人の心をほどき、内なる才能を引き出して、恵みと繁栄を授けてくれるおおいなる力を感じます」。
御堂龍児(みどう りゅうじ)尋龍点穴(じんりゅうてんけつ)法ができる日本唯一の風水師として高い評価を受け、活動の場は台湾、中国の福州・深圳にまで広がる。「大自然の流れの中の風水」を信条に、本来的な開運法を紹介。主宰する山川哲学委員会では、四柱推命の伝授にも注力。『風水龍脈ツアー』(国書刊行会)など著書多数。「大切なのは、自分が気持ちよく感じられる場所かどうか。リラックスして、自然を楽しむことが大切です」(御堂龍児さん)
“ここにいると気持ちがいい”と無条件に感じることがあります。それこそが、気のよい場所。よい気に触れていると居心地がよく、ずっとその場にいたい、また訪れたいと思えるものです。
では、気とは一体何でしょうか。地理風水では、大きな生命体である地球から湧き出した霊力(ちから)を大地の気といいます。地球上のあらゆるものは気を発していますが、大地の気といっても性質はさまざまで、場所によってその性質が変わってきます。例えば、池や湖などの水場では、胸のあたりがすーっとする感覚があるでしょうか。また、山の中は活力や、やる気の向上に効果があります。いわゆる丹田(おへそのあたり)に響いてくる気です。
そんなよい気を感じたら、その場所の景色をしっかりと目に焼きつけ、周辺の地形や大地に敬意を払いましょう。それだけで場所の霊力と共鳴でき、開運につながります。
お気に入りの場所が見つかれば、自分を内観してみましょう。すると、不思議と今までに気がつかなかった小さなことに気づきが得られ、進むべき未来の道が少しずつ開くこともあります。気のよい場所を見つけたら、ぜひ季節を変えて何度も足を運んでみてください。
〔山のちから〕楽園の花畑が脳を活性化「立山」(富山県中新川郡)
立山連峰を歩くには、それなりの装備と準備が必要。
「しかし、天国のような花畑を見ると疲れも飛び、来てよかったと感動します。花畑を見るなら、おすすめは雷鳥沢を経て室堂乗越を歩くコース。雄大な景色を見ていると脳内がアルファ波の状態となり、下山してからも仕事の効率がアップします」。
「地球は生きている。世の中のすべてのものが気を放っているのです」(御堂龍児さん)下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。 取材協力/御堂龍児 監修・写真/御堂龍児 取材・文/冨部志保子
『家庭画報』2022年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。