近所の庭で発見！リゾート気分が味わえる大きな花「アメリカフヨウ」

アメリカフヨウ

鮮やかな濃いピンクが華やか。たくさん咲いているのでそれほど大きいと感じませんが、これで1輪の花径は20cm近くあります。

■属科・タイプ：アオイ科の宿根草

■花期：7月中旬〜10月
■草丈：1〜2m

超巨大輪が咲くダイナミックな景色に出会いたい！

アオイ科には真夏にふんわりとした大きな花を咲かせるものが多くあります。なかでも花サイズが大きいのがアメリカフヨウで、花径は大きなものでは20cmを超え、子どもの顔くらいあります。北アメリカ原産で、ハイビスカスの仲間ですが、耐寒性があり、温暖地では冬越しも可能です。

｢そんな巨大な花、散歩道では見ないでしょう?｣　私もこれまではガーデンでしか見たとこがありませんでしたが、昨年、すぐご近所のお宅の庭に植えられているのを発見！ 壁を越えて花がたくさん顔を出しているのですが、道路が南向きなので、花は通行人に正面を向けて咲いてくれていました。私だけでなく、それに気づくと歩みを止める方もいて、｢大きい花ですねえ｣などと会話をすることもあり、まさに花散歩の楽しみを実感しました。赤やピンク、白などの巨大な花が咲く景色は南国の風情があり、眺めるだけでもリゾート気分が味わえます。

このアメリカフヨウとモミジアオイを交配したタイタンビカスが登場してからは、タイタンビカスを利用するガーデンも増えています。なにしろ丈夫で、暑さにとても強く、強い西日が当たる場所でもへっちゃらで花を咲かせます。草丈が3mくらいになるので、もし栽培する場合は余裕のあるスペースを確保してください。

栽培の難易度

花がしぼんだらすぐに摘み取ると、株の消耗を抑えて次の花の開花を促すことができます。風が強い場所では、倒伏防止のために支柱を立てておくと安心。数年たって花つきが悪くなったら、掘り上げて株分けをします。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい ・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる