まるでバラのよう！小さな花が愛らしい「ベゴニア・センパフローレンス」

ベゴニア・センパフローレンス

ベゴニア・センパフローレンスの‘ボンボリーナ’3色を花壇に植えている庭を見つけました。地植えでも株姿がこんもりして乱れにくい！

■属科・タイプ：シュウカイドウ科の一年草

■花期：5月〜11月
■草丈：20〜60cm

まるでバラのよう！小さな花の愛らしさがたまりません

球根ベゴニア、木立ち性ベゴニア、エラチオール・ベゴニアなど、ベゴニアにはさまざまな種類がありますが、なかでももっともなじみのあるセンパフローレンスを今回はピックアップします。

ベゴニアの多くの種類は宿根草ですが、ベゴニア・センパフローレンスは耐寒性が弱いので一年草として扱われます。一年草でも春〜晩秋まで咲き続けるので、庭づくりでは利用価値が高く、散歩の途中でも家の外周りの花壇にこの花をよく見かけます。草丈が低めなので花壇に植えやすく、株がコンパクトにまとまるので管理の手間もかかりません。夏の暑さの中でも花を咲かせてくれるありがたい花なのですが、あまりにポピュラーな花のため、私の場合はつい素通りしてしまうことも…。

そんなセンパフローレンスにかわいらしい品種を見つけてからは、どこかにその花が咲いていないかと、ご近所散歩でも注意して探すようになりました。‘ボンボリーナ’という品種、皆さまご存じありませんか?　幾重にも花弁が重なった八重咲きで、小さいながらもボリューム感があり、まるでバラのようにかわいらしいのです。鮮やかな赤花、愛らしいピンク、清楚な白花がありますが、ほかのセンパフローレンスに比べると葉の色が明るく、全体に軽快な印象があるのもいいなと感じました。

じつは、散歩の途中で見つけるまで我慢できず、早くかわいらしい花が見たくて苗を入手して鉢植えで栽培してしまいました。朝起きるとバラのような花をアップで眺め、スマホを手にシャッターを切る日々が続いています。

栽培の難易度

花が終わると自然に落ちるセルフクリーニング性があり、花がら摘みの手間がかからないのが魅力。また、摘心をしなくても株元から多数の枝が出て、自然にこんもりとした株姿になります。夏の終わり頃に草姿が乱れてきたら、伸びすぎた枝を切り戻します。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい ・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる