EDITOR’S REPORT 編集部員が街に溢れる情報の中から読者の皆さまに役立つものを厳選して紹介します。新しくオープンしたレストランやショップ、アイディアが光る新商品など、日々の暮らしをより楽しく、豊かにしてくれる情報をお届けします。
記事一覧はこちら>> 関西の奥座敷・有馬温泉は、太閤秀吉も惚れ込んだ湯で、赤銅色の金泉と透明な銀泉の2種が湧き出ます。
その高台に佇む「有馬温泉 高山荘 華野(たかやまそう はなの)」は、2つの湯を楽しめる稀少な宿の一つ。
なげいれを修得した主人がいける花がさりげなく季節を詠う。椿と虫狩を黒田泰蔵の梅瓶(めいぴん)に。絵は李禹煥。館内にはコレクションのプリミティブアートが飾られ、故黒田泰蔵の壺やアンティークの器になげいれの花をあしらう独創的な宿として知られます。
部屋付きの温泉は銀泉。浴槽は、吸いつくような足触りの十和田石、壁はヒバ貼り。この度スイートルーム「双葉葵」が誕生。日本随一の名匠、京都の中村外二工務店が手がけ、8畳の和室にベッドルーム、銀泉の浴槽など広さは88平方メートル。
茶室の意匠の和室は、葦と藤蔓の下地窓、なぐり仕上げの広縁などにも中村工務店の洗練された仕事が息づく空間。和室は聚楽壁で、赤松の床柱や北山杉の床框、稀少な赤杉の中杢を鉋で削った天井など、こまやかな仕事に端麗さが際立ちます。
ベッドルームは、中村外二が建てたアメリカ・ロックフェラー邸のイメージを踏襲、吉村障子を入れてモダンな雰囲気に。
「シモンズ」のセミダブルツインベッド、カッシーナの家具が置かれたベッドルームには、漆喰壁にインカ古布が飾られ、ミニバーを完備。家具は「カッシーナ」で統一、バスローブは「ハマム」社製など、吟味された魅力的な備品類も心地よく、至上の滞在を約束してくれます。
夕食は日本料理の会席を個室料亭「遊山」で。神戸牛のステーキも出される。 Information
有馬温泉 高山荘 華野
兵庫県神戸市北区有馬町400-1
- 1室2名利用で1泊2食付き1名3万8500円~。 上写真の「双葉葵」は同13万2000円~。
表示価格はすべて税込みです。
『家庭画報』2022年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。