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心華やぐピンクの花がぎっしり! 今、注目のオージープランツ「ギョリュウバイ」

2023.01.14

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

ギョリュウバイ


ギョリュウバイ
東京の観光ガーデンで満開のギョリュウバイに出会いました。八重咲きの小さな花がとてもかわいらしく、これは人気がでるなーと実感。濃淡のピンクが入り混じるのがとても華やか。

■属科・タイプ:フトモモ科の常緑低木
■花期:11月~翌年5月

冬の間もかわいい花を楽しめるオージープランツ


ギョリュウバイ=御柳梅、と聞くと古くから日本で親しまれている花木のようにも思えますが、じつは流通が盛んになったのは最近のことです。見たことがない、という方も多いと思いますが、これからさらに注目される花木なので、ぜひ覚えておいてください。

最近、オージープランツが人気となっていることをご存じでしょうか。オーストラリア大陸に自生するネイティブプランツのことで、一部、ニュージーランド原産も含まれます。

日本にはない個性的なフォルム(形状)の植物が多く、最近ではとくに個人邸の外周りなどに植える低木によく利用されるようになっています。見たことがない花・樹形というのはとても新鮮で大きな魅力ですが、中には四季咲き性の種類や、日本の冬に花を咲かせるものも多くあります。

そのオージープランツの中でも今、人気上昇中なのがギョリュウバイで、オーストラリアでは学名からレプトスペルマムと呼ばれています。和名はウメ、学名はマム(キク)、いったいどちらに似ているの!と疑問に思いますが、個人的な印象ではウメともキクとも異なる新しい印象の花だと感じます。正確にはレプトスペルマムの中のスコパリウムを指してギョリュウバイと呼ぶそうです。

濃いピンクの小さな八重咲きの花が、ストレートなラインの茎に並んで咲く様子がおもしろく、花が密に咲く時期にはとても華やかな印象に。

とくに冬にこの花色を見ると心が華やぐような気がします。刈り込みに強い性質なので、生け垣などにも利用できます。花色は濃いピンクが基本ですが、淡いピンクや白花もあります。

散歩道で出会える可能性もありますが、早く見てみたいという方は、オージープランツを植えている観光ガーデンや植物園を訪ねてみてください。本当にかわいらしい花を咲かせていますよ。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★★☆☆☆

日当たりがよく風通しのよい場所を好みます。過湿に弱い性質なので、水はけのよい土壌に植えつけます。植えつけ時に元肥を施せば、追肥の必要はありません。翌年以降は、年に1度、花後に緩効性肥料を株元に施します。地植えの場合は、水やりは雨まかせでかまいません。やや乾燥ぎみに管理するのがポイントです。細い枝を密に茂らせるので、株の中の風通しがよくなるよう、枯れた枝や古い枝を随時取り除きます。また、混み合っている場合は細かい枝を切り落とす透かし剪定を行います。−5℃くらいまでの耐寒性があるので、温暖地であれば防寒対策をしなくても冬越し可能です。寒冷地では腐葉土などでマルチングするか、掘り上げて鉢に植え、室内で管理するのがおすすめです。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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