本誌3月号『贅を極めた夢と憧れのホテル』特集でもご紹介した「シャングリ・ラ ホテル パリ」と「マンダリン オリエンタル パリ」。ヨーロッパらしい、歴史ある建物を生かした優美な空間で、アジア発祥のホテルならではの細やかな心遣いやもてなしを受けられる……。パリを何度も訪れているかたにとっても満足度の高い滞在になること間違いなしです。
イエナ通りに面したファサードは歴史的建造物に指定。その佇まいは、ローラン王子の時代の空気をそのままに伝えています。黒鉄の門扉をくぐった瞬間から始まる、優雅なる時間。うやうやしくドアを開けてくれるドアマンのお出迎えに、気分も高揚します。プリンス・ボナパルトのスイートルーム探訪
「シャングリ・ラ ホテル パリ」のエントランスに足を踏み入れた瞬間から感じることができる特別感。ここはかつてナポレオン・ボナパルトを大叔父にもつローラン・ボナパルト王子の邸宅であった、真の“パラス”なのです。歴史的建造物に指定されたファサードや階段、ボールルームなど、その優雅で価値ある空間に佇む幸せ。本誌3月号ではご紹介しきれなかった、ホテル内でもとくにスペシャルな客室「プリンス・ボナパルトのスイートルーム」をご紹介します。
実際にローラン王子が寝室として使用していたスイートルーム「ラパルトマン プリンス ボナパルト」は、パリのホテルの客室として唯一歴史的建造物に登録。ダスティブルーを基調としたインテリアは、ゴージャスながら落ち着いた印象です。しばし、王侯貴族の気分に浸って。