日本三大桜の名所の一つ。門外不出の桜の大パノラマ、長野県「高遠城址公園」

一度は見たい桜の名所。「伊那谷の桜風景」

伊那谷は長野県南部、中央アルプスと南アルプスに挟まれた風光明媚な盆地。桜の名所として知られる公園や寺社だけでなく、学校や公民館、池や川の堤など、いたるところで、地元の人々によって長年守り育まれてきた多彩な桜風景を目にすることができます。

高遠城址公園（長野県・伊那市）

門外不出の桜の大パノラマ

園内の桜の9割以上を占める、やや濃いピンクの花が特徴の高遠小彼岸桜（たかとおこひがんざくら）は高遠固有の品種。公園に近い五郎山の白山観音付近から眺めると、そのスケールの大きさ、華やかさに目を奪われます。



日本三大桜の名所の一つに挙げられる、長野県伊那市の高遠城址公園。固有種の「高遠小彼岸桜（たかとおこひがんざくら）」は赤みがあり、花数が多く密集しているので、下から眺めると花毬のようでひときわ華やか。

六道の堤（長野県・伊那市）

水面に映る桜と山も絵画のよう

江戸時代から地域の田畑を潤すこの貯水池は約120本の桜が連なる土手をぐるりと一周散策しながら、のんびり桜を愛でられる穴場。散り始めの時期の花筏も風情があります。

---

伊那谷とは

日本のほぼ中央に位置する長野県の南部、中央アルプスと南アルプスの間、南北約60キロ、東西約5キロの細長い盆地。伊那、駒ヶ根、飯田の3市と、上伊那、下伊那の2郡にまたがり、中央に天竜川が流れる。盆地でありながら標高は高く、伊那市役所は東京スカイツリーとほぼ同じ632メートル。県内では温暖な気候と豊かな水に恵まれた、農業が盛んな地域だ。


・大草城址公園
・高遠城址公園
・六道の堤

※宝積山光前寺、六道の堤、三峰川堤防の桜並木、名桜ツアーについては、後日配信の特集内で紹介します。