〔特集〕新時代の王室を祝い、活気ある街を旅する 新しい英国
2023年5月6日、エリザベス女王のとき以来70年ぶりに戴冠式が行われました。新国王チャールズ3世誕生に沸くイギリスで、王室ゆかりの場所と、ロンドンから少し足を延ばして訪れたいマナーハウスへご案内します。
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英国王室御用達の名店へ
顧客台帳に歴代王室の名が残る陶磁器ブランド
トーマス グード(Thomas Goode)
ディナープレート225ポンド、カップ&ソーサー360ポンド、スズランのタンブラー145ポンドほか。
1827年に陶磁器工房として始まり、ロイヤルファミリーのオーダーを受けて、エドワード6世の結婚式や、ロイヤルヨット“ブリタニア号”用の錨マークの食器など、王室の食器を専門に扱ってきました。その記録やデザイン画は、分厚い顧客台帳に克明に記されています。
現在では世界各国の有名ブランドの陶磁器を扱うとともに、その柄に合わせたハンドペイントのガラス、銀器などの小物も製作。ウィンザー城に残るドールハウスの極小の食器も、この工房が手がけたものです。
王室が夏に滞在するバルモラル城の食器にはスコットランドの国花、アザミの花が描かれている。
1階、2階が店舗になっている。
66-67 Burlington Arcade, Piccadilly,London W1J 0QU
TEL:+44(0)20 7499 2823
(営)10時~18時
日曜休
※次回に続く
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