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PIXTA夏に使いたい、京の“涼”雑貨
(京都特派員:西村晶子)
街を散策すると季節感のあるデザインや色の品が見つかる京都。
なかでも生活雑貨は魅力的なものが多く、つい手に取ってしまいます。誰かのためにと探していたつもりが、いつの間にか自分用に買い求めていたり、使ってよかったものを買い足したり……と楽しみがつきません。
この季節、特に気になるのがガラスや布の小物。どちらも女子が大好きな雑貨です。 京都の夏はご存じのとおり、格別の暑さ。夏座敷といわれる涼やかな“住まいの衣替え”の発想がある街だからでしょうか、暑さをしのぐ美しいものが多いように思います。
伝統の色を“今の暮らし”に取り入れて
今回ご紹介するのは、どちらも京都の工房で作られているオリジナルのものです。
「染司よしおか」は、染織の研究家・吉岡幸雄さんの工房直営のショップ。
店内に並ぶものはすべて自然の恵みから得た顔料や染料で染めたもので、万葉から江戸時代の終わりまでのいにしえの技法「植物染め」による色が、再現されています。
布は麻を中心とした絹や綿などの天然素材で、アイテムはいろいろ。小物やメイク道具入れになるポーチなどの袋物はサイズも豊富で、日々の食卓で使いたくなるコースターやランチョンマットは表裏が色違いなので、器や季節に合わせて使い分けられます。
麻コースター1枚600円(5枚セット3000円)。色も素材も自然のものゆえ強く主張しないので、色を揃えて楽しむもよし、グラデーションで楽しむもよし。テーブルや手持ちのクッションに合わせたサイズのクロスやカバーが欲しい場合は、お誂えすることもできます。
気軽に夏色を選んで、小さな“衣替え”をするだけでも気分はリフレッシュされます。
ポーチ各3000円。染司よしおか
京都府京都市東山区西之町206-1(新門前通大和大路(縄手通)東入る)
電話 075-525-2580
営業時間 10時~18時
夏季・年末年始休み
http://www.textiles-yoshioka.com/染司よしおかの写真をもっと見る