海外旅行の目的地として人気の高いのが、インドネシア・バリ島です。美しいビーチ、豊かな自然、エキゾチックな食事など、魅力は尽きることがありません。夏のバカンスに、うってつけのバリ島の中でも、芸術的な文化が色濃いウブドエリアは見どころいっぱいのおすすめエリアです。
観光客でにぎわうこちらには、魅力的なホテルが多数存在しています。とりわけロイヤルピタマハは、ウブドの元王族が運営する名門であり、現地の伝統・文化を感じられる特別なホテルです。今回、多くの人々を虜にしてきたロイヤルピタマハの施設やサービスを4回シリーズで紹介します。
古代遺跡を思わせるホテル
出迎えの人々でごった返すデンパサール国際空港は活気に満ち溢れています。成田空港からバリ島までは約7時間。バリ島の玄関口である、デンパサール国際空港(ングラ・ライ国際空港)からタクシーに乗り、1時30分~2時間ほどでウブドに到着します。ウブドは、内陸の自然豊かな地域にあり、古くから芸術の町として知られてきました。バリ島では地域ごとに銀細工や木彫りなどの工芸が根付いていて、ウブドは特に絵画で有名です。
車が表通りの立派なホテル入り口を抜けて、進むこと約1km。ようやくロイヤルピタマハのエントランスに到着しました。出迎えてくれるスタッフは、朗らかで笑顔が印象的。ロビーへ入ると、バリ島ならではの天井の高い建築様式と植物をふんだんに生かした開放的な空間に気分も高揚します。
エントランスでゲストを出迎えるのが天女の像。左は12m、右は6mの高さがあります。ロビーの様子。天井が高く、いまではバリ島でも少なくなった伝統の茅葺き屋根です。地元の画家による絵画が随所に配置されているのはウブドならでは。ロビーは、遺跡を思わせる装飾も見どころとなっています。ウェルカムドリンクとおしぼりが、旅の疲れを癒してくれます。エントランスに真っすぐつながる廊下には、植物が溢れています。ロイヤルピタマハは、バリ島の元王族によって創設されたホテルで、2000年に着工し、4年の歳月を経て完成しました。インテリアや演出はバリの文化や伝統、植物を巧みに取り入れているのが特徴です。また、スタッフは地元の人を雇用することで、ウブドの町にも貢献。