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見ないと損!京都・大徳寺の特別公開は驚きと感動の連続です

2018.10.04

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10月の都通信
芸術の秋を楽しむ

都(MIYAKO)通信 今世界の都では何がHOTなの――?! 毎週木曜&金曜日は、東京・京都・金沢・パリ・NY・ハワイの6都市から、現地特派員が最旬ニュースをお届けします。木曜・金曜更新。都通信記事一覧へ>>

黄梅院唐門

秋だけの特別な時間、驚きのアートを味わいに いざ、大徳寺へ


(京都特派員:西村晶子)
神社仏閣の特別公開とともに秋の観光シーズンを迎える京都。


その歴史的文化遺産と共に、楽しみたいのが美しい庭や希少なアートです。

今回は通常非公開や、これまでほとんど公開されることのなかった大徳寺の塔頭をご紹介。秋限定のスポットへとご案内します。

京都洛北随一の禅寺、大徳寺の歩き方


国宝建築、名庭、名画と見どころ満載
大徳寺は勅使門から、山門、仏殿、法堂(いずれも重要文化財。以下重文)、方丈(国宝)が南北に並び、境内には22の塔頭(たっちゅう)と2つの門外塔頭が点在しています。常時公開されている寺院が少ないため、普段は散策だけになってしまいますが、秋は文化財や庭が公開され、紅葉も楽しめます。


方丈と方丈庭園

まずは本坊へ向かいます。公開される方丈(国宝)の庭園(特別名勝・史跡)は前庭に白砂を敷き、土塀に沿って樹木や石を配した江戸時代初期を代表する枯山水の庭。


唐門

正面には豊臣秀吉が造営した聚楽第から移築した「桃山の三唐門」の一つとされる絢爛豪華な唐門(国宝)があり、施された彫刻を一日中見ていても飽きないことから「日暮門」とも呼ばれています。


方丈室中と狩野探幽障壁画

方丈内では狩野永徳の孫にあたる天才絵師・狩野探幽筆の障壁画(重文)、今秋は長谷川等伯筆《羅漢図》も公開されます。また、法堂には探幽が35歳の時に描いたダイナミックで迫力満点の天井龍があり、堂内で拍を打つとまるで龍が鳴いたかのような不思議な音が響きます。


法堂と狩野探幽「雲龍図」

国宝の方丈と唐門、枯山水の庭、見応えのある絵画……と見どころいっぱいです。

大徳寺 本坊 秋の特別公開


10月5日(金)~28日(日)公開
(10月14日は休み、21日は11時30分受付終了、27日は13時受付開始)
9時30分~16時(受付終了)
拝観料 大人1000円ほか
京都府京都市北区紫野大徳寺53

次に、今秋の特別公開の目玉ともいえる大徳寺真珠庵をご紹介しましょう。約400年ぶりに修復された新襖絵は必見です。
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