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うまい、安い、お腹いっぱい!パリでブイヨン(大衆食堂)を楽しもう。おすすめ4軒

2019.02.22

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2月の都通信 はずせない、冬の美味

都(MIYAKO)通信 今世界の都では何がHOTなの――?! 毎週木曜&金曜日は、東京・京都・金沢・パリ・NY・ハワイの6都市から、現地特派員が最旬ニュースをお届けします。木曜・金曜更新。都通信記事一覧へ>>
ブイヨンシャルティエの店内

パリの大衆食堂「ブイヨン」の人気が再燃!
現地ライターおすすめの4軒をピックアップ


(パリ特派員:大島 泉)

スープじゃない、「ブイヨン」をご存じ?


「ブイヨン」と言うフランス語、ご存じでしょうか。


日本では、ブイヨンといえば西洋料理の出汁、英語のスープストックを連想される方が多いのではないでしょうか。

フランス語でも、スープのベースとして用いられる、肉や野菜をたっぷり使った出汁のことを「ブイヨン」といいますが、もう一つ、ブイヨンには「大衆食堂」という意味があります。

ブイヨンシャルティエ 料理

ブイヨンの歴史


「ブイヨン」という言葉が、「食堂」という意味合いで使われ始めたのは、1860年頃。

レアールの食品市場の近くに、肉屋のデュバル氏が、骨付き肉の余りを使った出汁のスープと、肉料理だけを手軽な価格で供する食堂に、「ブイヨン」という店名をつけたところ大当たり。

同様の店がどんどん増え、1900年頃にはパリに約200軒の「ブイヨン」があったと言います。

時代を生き残った、ブイヨンの名物店
「ブイヨン・シャルティエ」




その後、時代は移り、大型の大衆食堂はだんだん廃れ、モンマルトル通りに1896年からある「ブイヨン・シャルティエ」という店だけが、レトロで安い食堂として残っていました。

ここは、様々な世代のパリジャンやパリを訪れる観光客に、安くてパリらしい料理が食べられるお店として知られています。

ブイヨンシャルティエ エスカルゴ

駅のホールや図書館のような雰囲気の、天井の高い広々とした空間は、1989年に歴史的建造物に指定されています。

ブイヨンシャルティエ スープ

キビキビと動き回るギャルソンたち。15€もあれば前菜・主菜・デザートに、ワイン1杯もつけて、お腹いっぱいになるメニュー。一流シェフの洗練された味でもなく、おしゃれでもないけれど、的確な味つけに、ほっとできるシンプルなフランスの食堂料理。

「ブイヨン・シャルティエ」は、そんな伝統を守り続けていました。

Bouillon Chartier


7 rue du Faubourg Montmartre 75009 Paris
電話 +33 (0)1 47 70 86 29
営業時間 11時30分〜24時
無休
www.bouillon-chartier.com
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