日本を代表する名旅館、修善寺・あさばに 露天風呂付きの「はなれ天鼓」が完成しました

木々に囲まれた自然の中に建つ平屋建て「はなれ天鼓」の全景。春には山桜、初夏の新緑、秋の紅葉と、美しい景色がどの部屋からも望めます。

待望の離れ「はなれ天鼓」は広々とした空間

伊豆、修禅寺門前の宿坊に始まり、創業530年を迎える老舗旅館あさば。その伝統と格式ある宿に、2019年夏、露天風呂付き「はなれ天鼓」が誕生しました。

名旅館ならではの究極の和の美に触れる

「はなれ天鼓」は約220平方メートルの広々とした空間が魅力。家族やお仲間と宿泊するのにも十分なゆとりがあります。広縁やテラスからは、四季折々の自然の移ろいが感じられ、開放感に満ち溢れています。

今回新しく「はなれ天鼓」をつくるにあたって、現在可能な日本の伝統的な建築技術をすべて採り入れたといいます。柾目のすべて揃った吉野杉の天井、職人技を誇る名栗の床、風情ある聚楽壁…、と日本の最高峰である意匠を随所に散りばめた室内は、ここに滞在する者に日本建築の美しさを改めて教えてくれるよう。まさに後世に残るものを妥協せずつくったというご主人の心意気を感じます。


12.5畳＋４畳＋12.5畳寝室＋広縁＋テラスの室内。あさばの客室の中ではここ「はなれ天鼓」のみ、実際の広さははもちろん感覚的にも視覚的にものびやかさが感じられる京間となっています。


到着後、すぐに横になって旅の疲れを癒せるようベッドを採用。マットレスの上にムートンを敷き、敷布は上質な海島綿にするなど寝心地にもとことんこだわっています。ベッドの高さも試行錯誤し、丁度よい高さを選んだそう。

細やかな心尽くしに至福の滞在が約束されて

「はなれ天鼓」の最大の魅力は、多くのゲストから待ち望まれていたあさば初の露天風呂付きのお部屋であることです。庭に面して設えた源泉かけ流しの露天風呂は、自然を五感で感じることができる究極の贅沢。選びぬいたタオルやリネン類は肌触りよく仕上げるためすべて手洗いをするなど、ゲストのためのおもてなしは徹底しています。アメニティも自然な香りが心地よい英国発「バンフォード」を旅館で初めて採用。女将さんの心とセンスが光ります。


端正な美しさを称えるヒノキの露天風呂。客室には内風呂も備わっています。

特別な滞在を求めて、“修善寺の迎賓館”へ

日本が誇る温泉旅館文化を大切に守り続け、未来へと進化させているあさば。一流を知る方々に愛されてきたこの宿の最高峰の客室となる「はなれ天鼓」は、日本はもちろん世界中から注目を集める“修善寺の迎賓館”ともいえる場所です。特別な滞在を求めて、一度訪れてみてはいかがでしょうか。


あさばといえば、加賀前田家から寄進の能舞台「月桂殿」がつとに有名です。600坪に及ぶ池に浮かぶ舞台では、能、狂言、新内、琵琶楽など古典芸能の公演が定期的に行われています。