EDITOR’S REPORT 街に溢れるさまざまな情報の中から、編集部員が読者の皆さまに役立つ情報を厳選してご紹介します。新しくオープンした店や、アイディアが光る新商品、地方発の注目情報など、日々の暮らしをより楽しく、豊かにしてくれる情報がきっと見つかります。
記事一覧はこちら>> 緑豊かな平庭高原。春は満開の野花、夏は蛍、秋は紅葉、冬はスキーと四季を通じて楽しめる東北屈指の行楽地。平庭岳の中腹、標高800メートルに位置する久慈・平庭高原。自然豊かなこの地の魅力を再発見し、他の地域へ伝えていこうという「HIRANIWAプロジェクト」が始動しました。
“日本一美しい”といわれる平庭高原の白樺林。「生長を妨げないよう、若木からは樹液を採らない」「採取後、切り口は殺菌して木の栓で塞ぐ」など厳格なルールのもと守られてきた。白く輝く幹が立ち並ぶ光景は圧巻のひと言。その一環として開発されたのが、炭酸水「しらせ」です。地元の人々が長年愛し、大切に守ってきた“日本一の白樺林”。
健康や美容によいとされるアミノ酸やたんぱく質、カルシウムや亜鉛などを豊富に含むその白樺の樹液を使用した、日本初の白樺炭酸水です。
日本初の白樺炭酸水「しらせ」。和の雰囲気に合うよう、シンプルで品のあるボトルデザインに。300ml 400円。口に含めばフレッシュな炭酸がはじけ、その後に優しい甘みと岩手県産のりんごの香りがほんのりと広がります。
りんごの収穫風景。「しらせ」に使われているりんごはすべて岩手県産。「『日本料理たかむら』の店主・髙村宏樹さんとともに“和食に合う炭酸水を”とこの商品を開発しました。そのため、料理の味を邪魔しないというのは大事なポイントの1つ。試行錯誤を重ね、樹液本来の甘さを保ちつつもさわやかで飲みやすい口当たりを実現しました」とプロジェクトリーダーの上神田正利さん。
秋田市にある「日本料理たかむら」の主人・髙村さん(左)とプロジェクトリーダーの上神田さん(右)。「しらせ」は地元にある「タムラ酒店」で販売しているほか、公式ホームページの通販サイトでも購入できます。
また、同プロジェクトではこれからも樹液を使った新商品の開発に取り組んでいく予定。今後の展開にご注目ください。
表示価格はすべて税抜きです。
『家庭画報』2020年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。