春夏秋冬雄大な景色を旅する 日本の絶景遺産 第8回(全13回) 豊かな自然に恵まれた日本には、絶景の名にふさわしい、感動を呼ぶ風景が数多くあります。未来に伝えたい“絶景遺産”を美しい写真でご紹介、今改めて“美しい国、日本”をお届けします。
前回の記事はこちら>> 撮影アドバイスつき
プロ写真家渾身の“絶景写真”
日ごろ家庭画報本誌でクオリティの高い写真を撮ってくださっているプロフェッショナルのかたがた。さまざまな風景を目にしてきた彼らのとっておきの絶景写真は、まさに“感動もの”です。私たちが撮影する際のアドバイスもいただきました。
十勝千年の森【北海道】
大泉省吾さん
「春本番を迎える北海道の清々しい空の青、残雪残る日高山脈を背景にしたフレッシュな牧草の緑、山羊の群れが放つ輝きのある白、この3色のコントラストが気に入っています。
子どもの頃憧れた、アニメ『アルプスの少女ハイジ』の中のヨーロッパの牧歌的風景に日本にいながらにして出会うことができ、夢叶った気持ちになりました」
大泉省吾さんの撮影アドバイス動物の撮影をする時、相手に攻撃を仕掛けていると思われないように、できるだけ目は合わせません。おでこや鼻の辺りを見ながら撮影すると警戒されにくいようです。
また、望遠レンズに頼らない方が愛らしい表情が撮れます。これは犬や猫の撮影の場合も同じです。
〔特集〕春夏秋冬雄大な景色を旅する 日本の絶景遺産(全13回)
取材・文/土橋育子
※誌面で紹介した絶景は、季節や気象条件などにより見られない場合があります。ご了承ください。
『家庭画報』2020年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。