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待ちわびた古都の春をひと皿に映して〔登大路ホテル奈良〕

2019.02.07

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何度でも訪れたい美食のホテル 05

客室は14室。スイートからは興福寺の国宝・北円堂が望める。家具は米国「ドレクセルヘリテイジ」社製。

およそ300年ぶりに再建された興福寺・中金堂の落慶法要も盛大に執り行われ、ますます賑わいを見せる古き都、奈良。3月の声をきくと同時に、東大寺二月堂のお水取りが始まり、いよいよ春を迎えます。

そんな奈良が見せる季節ごとの魅力を、フランス料理を通して味わうことができるレストランとして知られているのが、「登大路ホテル奈良」の「ル・ボワ」です。奈良公園や興福寺もお散歩圏内というロケーションも魅力的。ランチ、ディナーともにメニューは月替わりで、アミューズから始まるコース料理には、奈良県産のさまざまな食材がさりげなく顔を出します。


たとえば、まだ冬の気配が色濃く残る2月には県産のいちご「アスカルビー」が前菜のソースに。程よい酸味と鮮やかな色合いが料理を引き立てます。

2月のコースから。仙石総料理長の師である「レストラン シャンボール」三浦 潔元シェフのスペシャリテをアレンジした「毛蟹のタルトフレッシュとフォワグラのソテー」(手前)。「ニュージーランド産オーラキングサーモンのショーフロワ」には奈良産いちご「アスカルビー」のソースを。

3月のコースには、伝統ある「三輪山本」の「手延べパスタ麺」も春色に彩られて登場します。メインの黒毛和牛のフィレ肉は青竹の中で燻しながら供される、お水取りのお松明を連想させる演出。奈良の食材の奥深さと同時に仙石耕一総料理長の感性にも感服です。

3月のメインは「黒毛和牛フィレ肉のロティを青竹の中で軽く燻して」。醬油の原型といわれる古代ひしおを練り込んだエシレバターでいただく。

Information

登大路ホテル奈良

奈良市登大路町40-1

  • [基本料金] 「スタンダードルーム」1室2名利用で1泊1室8万円。 ご紹介した「スイートルーム」は1室2名利用で1泊1室20万円 (いずれも税・サービス料別) ●「レストラン ル・ボワ」 営業時間:12時~14時(LO)、18時~21時(LO) ランチ5000円~、ディナー1万3000円~ (いずれも税・サービス料別) 要予約 「家庭画報ディナーメニュー」 (2月メニューは2月1日~28日、3月メニューは3月1日~31日) 1名1万3000円(税・サービス料別) 2名さま以上で前日18時までに要予約
撮影/阿部 浩 取材・文/露木朋子
『家庭画報』2019年2月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
※(税別)(サービス料別)とあるものには別途、消費税やサービス料がかかります。表示されている宿泊料金はシーズンの最低料金です。料理は状況によって、一部メニューや盛りつけが異なる場合があります。
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