紫陽花に出逢う旅 第2回(全5回) 紫陽花は、じめじめした梅雨の風景に清涼感を与えてくれる花。さまざまな色の、丸くふっくりした花の連なりは春から夏へと向かう時期の日本の風物詩です。北海道から九州まで、さまざまな景色の中で楽しむことができる紫陽花を訪ねました。前回の記事は
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【紫陽花&公園】
360度色彩が広がる、絶景公園へ─静岡・下田公園
静岡県下田市の花でもある紫陽花が15万株、300万輪も咲き誇る下田公園。高低差がある約10万平方メートルの敷地を紫陽花が埋め尽くす。小高い丘の上にある約10万平方メートルの広大な敷地を埋め尽くす、約15万株、300万輪もの紫陽花。
散策路を歩いてふと足を止めると、360度見渡すかぎり、鮮やかな色彩に囲まれていることに気づきます。
敷地に高低差があるため、さまざまな色で織り上げられた絨毯のように広がる紫陽花を、見上げたり、見下ろしたりとさまざまな角度から眺められるのも楽しく、頂上まで登りきると、花ごしに下田港と下田の街並みが広がる絶景のご褒美が。
下田駅から公園に向かう途中の「ペリーロード」にも、鮮やかな花が並んでいます。
植えられている紫陽花の種類は100種以上。「あじさい祭」期間中の週末は、カフェの営業や各種イベントが開催される。敷地は、下田城の跡地。 撮影/八田政玄 構成・文/安藤菜穂子
「家庭画報」2019年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。