春夏秋冬雄大な景色を旅する 日本の絶景遺産 第6回(全13回) 豊かな自然に恵まれた日本には、絶景の名にふさわしい、感動を呼ぶ風景が数多くあります。未来に伝えたい“絶景遺産”を美しい写真でご紹介、今改めて“美しい国、日本”をお届けします。
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プロ写真家渾身の“絶景写真”
日ごろ家庭画報本誌でクオリティの高い写真を撮ってくださっているプロフェッショナルのかたがた。さまざまな風景を目にしてきた彼らのとっておきの絶景写真は、まさに“感動もの”です。私たちが撮影する際のアドバイスもいただきました。
日和山(ひよりやま)海岸と竜宮城
【兵庫県】
──松川真介さん
「城崎を訪れたのは11月。当初、来日(くるひ)山の山頂から雲海を撮る予定でしたが、地元のかたに日和山海岸の方がきれいだからすぐに行った方がいいと教えてもらい、慌てて移動。優しい地元のかたとの出会いで撮れたラッキーショットです。朝日が心地よく清々しい気持ちで帰った後、宿泊先の『西村屋』での朝食が抜群においしかったです」
松川真介さんの撮影アドバイス撮影場所の日の出日の入りの時間、東西南北、気象条件など事前に情報を集めておくこと。雲海が出る条件として気温の寒暖差があります。早朝はもの凄く冷えるので必ず防寒を。風が強いことも予想し、しっかり固定できる三脚があると便利です。
〔特集〕春夏秋冬雄大な景色を旅する 日本の絶景遺産(全13回)
取材・文/土橋育子
※誌面で紹介した絶景は、季節や気象条件などにより見られない場合があります。ご了承ください。
『家庭画報』2020年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。