ベーシックなのに華やぐ秘訣 王道カラーのバッグでお洒落に 第6回(全7回) 今シーズンは、ブランドを象徴するアイコニックな要素を再解釈し、ベーシックな色合いでありながら旬の軽快さを加味したバッグが目を引きます。気負いのないラグジュアリーな着こなしが人気を集める時代だからこそ、どんな装いにもなじむ包容力のある色とデザインが求められているのです。そんな大人の品格を宿した王道カラーのバッグが、今秋、お洒落の舞台を輝かせます。
前回の記事はこちら>> 端正なデザインで魅せるネイビー
TOD'S(トッズ)
配色の妙が光る躍動感のあるデザイン
フラップ部にはネイビーのスエードを、本体からハンドルにかけては黒のカーフを用い、そこに鮮やかなテラコッタカラーの革のコードを巻きつけて。
太いセンターステッチを施し、アシメトリーに垂らしたレザーリボンが、装いに躍動感をもたらします。背面には実用的なポケットもつき、才色兼備なパートナーとしてデイリーに活躍します。
バッグ「トッズ T タイムレス」(縦16×横24.5×マチ13センチ)26万7300円/トッズ(トッズ・ジャパン)
LORO PIANA(ロロ・ピアーナ)
カシミヤとレザーが響き合う温もりあるフォルム
なめらかなグレーのメルトンカシミヤと、ダークネイビーのカーフスキンの組み合わせが上品。流れる川から想を得た有機的な曲線が、モダンなフォルムに優しい表情を宿しています。
ファスナー式で使い勝手がよく、広めのマチを生かした収納力も魅力。内側には2つの大きなポケットもあります。
バッグ「セージア」(縦24×横32×マチ18.5センチ)56万8700円/ロロ・ピアーナ(ロロ・ピアーナ ジャパン)
〔特集〕ベーシックなのに華やぐ秘訣 王道カラーのバッグでお洒落に(全7回)
表示価格はすべて税込みです。
撮影/奥村康人 スタイリング/おおさわ千春 取材・文/樺澤貴子
『家庭画報』2021年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。