【VOL.1 】流麗な曲線が奏でる美しいフォルムと驚くほどの軽さ、頭部をしっかりとホールドする安定感……。他に類を見ない機能美で、圧倒的な人気を誇る「ラインアート シャルマン」が、デビューから10年を迎えました。アニバーサリーイヤーにふさわしい、視線を集める煌めきのスペシャルピースをお届けします。
眼鏡の詳細は記事内参照。ブランドの誕生から10年……
その想いを、
気高きダイヤモンドに込めて
毎日を快適に、より美しく暮らすために、優雅なデザインとエアリーなかけ心地を追求し続けてきた「ラインアート シャルマン」。
デビューから10年を迎えた今年、アイウェアの機能性と本格的なジュエリーの輝きを融合。この春、3タイプの「10thセレブレーションモデル」が誕生しました。
タッグを組んだのは、1930年創業の「アトリエヒロウミ」が有するジュエリーブランド「ヒロウミ」。
オリジナルブランド「ヒロウミ」をメインに、数多くのトップジュエラーの製作にも携わる3代目・廣海貴晴さん。3代目の廣海貴晴さんは、技能五輪モントリオール国際大会で日本人として初の金メダリストに輝いた、卓越したセンスと技術の持ち主です。
まずお目にかけるのは、ブランドの記念すべき第1号モデル「クインテット コレクション」のリムの上部に、ダイヤモンドを隙間なく敷き詰めたスペシャルピース。
パヴェダイヤモンドが演出する華麗なる目もと
140石、計5ctのダイヤモンドの輝きをまといながらも、エアリーなかけ心地を損なわないつくりは、まさにブランドの真骨頂です。眼鏡「クインテット 10th セレブレーションモデル XL1614 WP」(ダイヤモンド)550万円(受注生産)/ラインアート シャルマン(シャルマン カスタマーサービス)ジュエリーで扱う素材は、プラチナかゴールドが主流のため、チタンにダイヤモンドをセッティングすることは、廣海さんにとって初めての経験でした。
今回のモデルには、独自の基準を設け、宝飾用ダイヤモンドの中でもグレードの高いカット、カラー、クラリティのものを厳選。一方シャルマンにとっても、140石ものダイヤモンドをフレームに配してもアイウェアとしての機能を損なわず、軽やかなかけ心地を叶えることは、デザインと技術がせめぎ合う、試行錯誤の繰り返しだったといいます。
デザイン画に沿って、ルーペや顕微鏡を駆使して繊細な手仕事を施します。毎日のようにやりとりを重ねる中、ようやく辿り着いたのがご覧のモデルです。「眼鏡の強度と美しさを保つため、裏面にはダイヤモンドの採光のパンチ穴を開けていません。爪の部分を残し、それ以外の面を極限まで削ることでサイドから光を取り込むように工夫しました。さらに、ダイヤモンドの八角形のテーブル面の向きを揃えることで、シャープな輝きを得ることに成功しました」と、廣海さん。
硬く、粘りの強いチタンの加工には労力を要しますが、ダイヤモンドがしっかりと留まる安心感もあるといいます。アイウェアとジュエリー。2つのマニュファクチュールの出会いが創出した比類なき華やぎが、春のドレスアップシーンをエスコートします。