数々のアイコンバッグを生み出し、それぞれが時代を超えて愛されている「フェンディ」。コレクションの素材違いを集めるコレクターも存在するほどです。多くの女性を虜にする秘密は、端正でありながら遊び心を感じさせる絶妙なデザイン。フェンディ家の3代目であり、ブランドのクリエイティブディレクターを務めるシルヴィア・フェンディさんが手がけるデザインは、現代女性のライフスタイルや求めるテイストにぴったりと合ったものなのです。2019年秋冬コレクションに合わせて登場した新作は、人気のアイコンを新たな素材で表現したトレンド感のあるものが豊富にラインナップ。なかでもおすすめの、上品でモダンな3アイテムをピックアップしました。
[デイリーバッグ]100%レザーフリーの地球に優しい素材を採用
取り外し可能なストラップでクロスボディとしても持てます。バッグ「バゲット」(幅26×高さ14×マチ4cm)28万3000円「フェンディ」のバゲット バッグを愛用すると、ハンドルを肩から掛けた時に、ぴったりと絶妙なポジションに収まることに感動を覚えます。
まるで、ハンドルの長さをあつらえたように、脇の下にフィット。この小脇に抱えて持ち歩く姿が「フランスパン(バゲット)」に似ていることから、コレクション名がつけられたのも納得です。
全体的には小ぶりながら、横長ウォレットやスマートフォンなど日常に欠かせないアイテムはしっかり入る容量も支持を集める理由のひとつでしょう。1990年代に初めて登場以来、実にたくさんの素材やカラー、デザインでお目見えしてきましたが、今シーズン注目したいのは、レザーフリーのこちらの一点。
光沢と立体感のあるFFモチーフが全体にあしらわれた素材は、一見パテントレザーに見え、ラグジュアリー感を漂わせています。進化するエシカルなアイテムは、いち早く手に入れたいところです。
荷物が増えて、サブバッグと2個持ちをしてもスマートに見えるサイズ感はひとつ持っていると活躍してくれます。 [トラベルバッグ]ダークグリーンのキャンバス地が軽やか
バッグ「ピーカブー エックスライト ラージ」(幅43×高さ32×マチ12cm)43万1000円昨年、誕生から10周年を迎えた「ピーカブー」。ヨルダンのラーニア王妃が愛用していることでも知られています。その端正な佇まいはそのままに、よりしなやかになったのが「ピーカブー エックスライト」です。
語呂の良い“ピーカブー”とは、いないいないばあの意味。フロントにあしらわれた、アイコニックなツイストロックを閉めればかっちりした印象。開けると中の生地が見える、遊び心のあるデザインが特徴です。
“エックスライト”は、従来の「ピーカブー」と異なり間に仕切りがないので、旅で使用するなら移動中のシューズなど幅のある物を入れることも可能。ラージサイズなら、たっぷりの容量で1泊程度の荷物は、これ一点で十分です。また、このコレクションには、肩に掛けられるハンドルが採用されている点も旅向きといえるでしょう。