ジュエリー

王の宝石商、宝石商の王〈カルティエ〉

2015.06.26

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【BRAND STORY】母から娘へ-受け継がれる銘品を創造する世界のトップジュエラー

1847年、宝石細工師として工房をスタートさせたルイ=フランソワ・カルティエ。卓越した技術とセンスはパリの社交界で話題を呼び、創業から十数年のうちに、皇帝ナポレオン3世の従妹であるマチルド公爵夫人やユゥジェニー皇后など、当時のファッションアイコンでもあった貴婦人たちを虜にしていきました。1899年にはブティックを現在のラ・ペ通りに移転。宝石に対する審美眼と革新的なものづくりの姿勢は、代を重ねる中で受け継がれ、一流を知り尽くした世界の王族に支持されていきます。1902年にはロンドン支店を開店。1904年には英国王エドワード7世とスペイン王アルフォンス13世の御用達になりました。


Cartier Archives © Cartier


カルティエを語る際に今も用いられる「Jeweller of kings , king of jewellers 王の宝石商、宝石商の王」というキーワードは、当時、エドワード7世がカルティエを称えた言葉。現在もパリ本店には、英国王室御用達の証であるロイヤルワラントをはじめ、9つの王室の紋章が掲げられ、最近では英国のロイヤルウェディングの際にキャサリン妃が纏ったティアラや、結婚3周年の記念にウィリアム王子がキャサリン妃に贈った時計がカルティエ製であることが話題になりました。
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