“新しい日常”の新定番 心地よく、美しい靴 第2回(全3回) 生活様式が大きく変化するなかで、本当に必要なものを見直す機会ともなった今、「お洒落」にも、“心地よさ”を重視する気運が高まっています。行動のベースとなる足もとも、健康的に、そして麗しく。安定した履き心地と、美しさとを兼ね備えた新しい日常にフィットする靴をご紹介します。
前回の記事はこちら クラシカルな細身トゥが洗練の鍵
「美的フラットシューズ」
上から時計回りにEMPORIO ARMANI、BRUNELLO CUCINELLI、SERGIO ROSSI、SALVATORE FERRAGAMO。EMPORIO ARMANI
レディライクな千鳥格子でスタイルに品格を添えて。ポインテッドトゥや細身フォルムなどシャープさが特徴ですが、両サイドに施された切り込みで足入れもスムーズ。靴(ヒール1センチ)5万1000円/エンポリオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン)
BRUNELLO CUCINELLI
甲全体にあしらわれたボールチェーン〝モニーレ〞が足もとにシックな輝きを添えて。インソールや伸縮するかかとまわりなど足に優しいつくりで、たくさん歩く日も疲れ知らず。靴(ヒール1センチ)11万8000円/ブルネロ クチネリ(ブルネロ クチネリ ジャパン)
SERGIO ROSSI
ベージュのスエードにパイソンとゴールドのメタルプレートを組み合わせたマチュアな一足。楽に履けて華やかさも演出できるので、会食などのシーンでも自信をもてます。靴(ヒール1センチ)9万7000円/セルジオ ロッシ(セルジオロッシ カスタマーサービス)
SALVATORE FERRAGAMO
ガンチーニ柄のジャカード地を使用したフラットシューズは、品のよさと同時にリズミカルな軽快さも演出してくれます。ベージュとグレーが基調なのでどんな服にも合わせやすく重宝します。靴(ヒール2センチ)8万3000円/サルヴァトーレ フェラガモ(フェラガモ・ジャパン)
右から、CHANEL(2点)、HERMÈS。CHANEL
リボンをあしらったアンクルストラップがエレガントな表情を湛えます。グログランとサテンの異素材で光沢に深みをつけた黒、ラムスキンとグログランのコンビネーションでコントラストを利かせたゴールド。どちらのタイプも装いの格を高める名品。靴右(ヒール1センチ)8万6000円 左(ヒール1センチ)8万9000円/ともにシャネル
HERMÈS
甲のカットもトゥのフォルムも、すっきりとシンプル。バックストラップにはバゲットカットのビジューがH形にさりげなくあしらわれ、上品なきらめきを添えています。最上級のスエード素材でフィット感も柔らか。靴(ヒール1センチ)9万7000円/エルメス(エルメスジャポン)
〔特集〕“新しい日常”の新定番 心地よく、美しい靴(全3回)
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/大原敏政〈aosora〉 スタイリング/馬場郁雄 取材・文/大杉美氣
※ソールとヒールの高さは編集部調べ
『家庭画報』2020年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。