日本人にとって最も身近な宝石、真珠。その柔らかで高貴な輝きは、日本の美意識を映し出すかのようです。ここでは、そんな私たちを惹きつけてやまない真珠をモダンに楽しむ着こなしをご提案します。軽やかに進化した真珠の新しい魅力をご覧ください。
連載「今、真珠を楽しむ」第2回では、古くからジュエリーのお洒落が息づくヨーロッパの地で暮らす、女優・原 沙知絵さんにお話を伺いました。(
前回記事はこちら)
真珠好きに伺う「私の真珠の楽しみ方」
女優・原 沙知絵さん
ピアス(SG×アコヤ真珠×南洋真珠 白蝶)両耳380万円(8月下旬発売予定)/TASAKI Atelier(TASAKI) ドレス(参考商品)/エスカーダ(エスカーダ・ジャパン)「海外で暮らして、改めて真珠に惹かれるように。」――原さん
オーストリア・ザルツブルクと東京の2つの拠点を行き来する生活を始めて、2年目を迎えた原 沙知絵さん。古くからジュエリーのお洒落が息づくヨーロッパの地で暮らすことで、多くの発見があったと語ります。
「ヨーロッパの女性たちは、女性が女性らしくあるということをとても大切にしています。ジュエリーのお洒落もしかり。ふだんからもジュエリーを欠かさず、自分らしく楽しんでいる女性を多く見かけます。
大胆で格好よくつけこなす姿に惚れ惚れすることも多いのですが、その堂々としたスタイルは“自信の表れ”のように感じられます。私もそんなふうに存在感のあるジュエリーづかいに心惹かれるようになってきました」
そう語る原さんがプライベートで身につけるのは、もっぱら真珠のジュエリーなのだそう。
「トレンドに左右されない普遍的な美しさがあることはもちろん、どんな場面や相手にも失礼のない、気品を演出してくれることがその理由です。何より日本の美意識を反映した宝石である真珠は、海外に暮らす今、自分のアイデンティティを表現するうえで欠かせないアイテムにもなっています」。
年を重ねるほどにその魅力に引き込まれていくという原さんは、今回撮影で身につけたピアスにこれまでにない真珠の可能性を感じたといいます。
「つけさせていただいた斬新なデザインは、真珠をこんなふうに楽しめるんだという発見があったと同時に、その表現力の豊かさに気づかせてくれました。これからも新たな出合いを求めていきたいですね」。