可愛い動物や自然の恵みに癒やされる
植物や野菜、穀物といった自然の恵み、そして動物からなる純金オブジェコレクションは、20を超えるラインナップ。松ぼっくりはほぼ原寸大のサイズで、かさの開き具合までリアルに再現。美しい形を求め、素材選びからこだわり抜いた逸品です。2020年の干支でもある子(ねずみ)は木彫り彫刻家のはしもと みお氏とのコラボレーションで、生き生きとした愛らしい表情を実現しています。松ぼっくり(K24、縦2.9×横2.5cm)92万7273円 子(ねずみ)(K24、縦3.4×横3.4cm)100万円 チーズ 6万3637円/すべてギンザタナカ ●お問い合わせ/ギンザタナカ TEL:0120-556-826
固定観念を捨てて自由に楽しむ
解説/山口 遼 (宝石史研究家)
「え、何これ、これってジュエリー?」といわれそうですが、もちろんこれはれっきとしたジュエリーです。ただし、身につけるものではありません。身のまわりに置いて楽しむジュエリーの登場です。
「ギンザタナカ」の最新作で、素材は純金。松ぼっくりと、チーズを前にした小さなねずみ。ねずみはもみ手をしていますね。
銀座本店1階の大改装に伴い作られたこれらは、「ギメル」のデザイナー、穐原かおるさんがプロデュースしたものです。
歴史的に見ますと、ジュエリーを作るための素材や技術は、装身具だけでなく、日用品や遊び道具などにも使われてきました。王侯貴族や教会に向けて作られたそれらは、欧州の大都市に行けば、今でも飽きるほど見ることができます。
これをどうするのなどと野暮なことは聞かないでください。好きなように楽しめばいいのです。置物にして眺めてもよし、ペーパーウエイトにしても豪華でいいかもしれません。
一番のおすすめはタッチストーンにすることでしょうか。ポケットに入れていつも触っていると、幸運が舞い込むという説があります。
アイテムは選んだほうがいいですが、例えばこのねずみなどは、ポケットから出して見せれば大受けでしょう。純金製ですから、霊験も一段とあらたかです。
身につけるジュエリーとはまた違った、ゴールドとの新しいつきあい方。自分なりの楽しみを見つけてください。
表示価格はすべて税別です。
撮影/栗本 光
『家庭画報』2020年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。