美味なる思い出は、家族とともに
「赤坂 菊乃井」の「八寸」。白魚すし、たこ、わらびなど、旬の食材で構成された繊細で雅やかな一品(詳しくは『家庭画報』2023年3月号54ページ、または2023年2月21日配信予定の特集第5回で紹介)。家庭においては、子どもが誕生すれば、お食い初めに始まり、初節句、七五三、入学や成人式まで。大人になれば、就職や結婚、出産、栄転、退職、還暦、喜寿、米寿などなど。家族のお祝い事は、実に豊かで多彩です。その都度、家族が集まり、会食をしながら、慶事を喜び合う──そんな「家庭の文化」を家庭画報は何より大切に考えたいと思います。
また、時には頑張った自分へのご褒美として、ちょっと奮発して最高に贅沢なレストランで食事をすることも、人生の彩りとなります。
大切な家族や人生の思い出を紡ぐ舞台として、また、明日への活力を養う場として、私のための“記念日レストラン”は持っていたいもの。
家族とともに、人生とともに──“人生の潤い”としての食文化を見つめます。
撮影/角田 進 阿部 浩 鈴木一彦 メイク/AKANE
『家庭画報』2023年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。