季節を楽しむガーデニング 連載「365日 花散歩に出かけよう」から、その月に咲くおすすめの一年草、多年草・宿根草、花木をそれぞれ紹介します。
3月の庭で咲く「花木」
一覧でご紹介します。見比べながら日々のガーデニングの参考に、咲かせてみたい花を探してみてください。
カナメモチ‘レッドロビン’
3月上旬、新芽がこんなに出て垣根が赤く染まっていてとてもきれい。
詳しく読む>> ムスカリ
濃淡ブルーのムスカリが白いスイセンと一緒に咲いていました。見ているだけで爽やかな気持ちになる早春のワンシーンです。鮮やかな濃い青紫は、ムスカリの基本種のアルメニアカム。淡い水色は‘レディブルー’。
詳しく読む>> 花モモ
桃の節句に飾られる‘矢口’は、江戸時代に生み出された品種。この花を愛らしいと感じる感性は江戸の人々にもあったことにうれしい気持ちになります。
詳しく読む>> オカメザクラ
濃いピンク色の小さな花が繊細な雰囲気のオカメザクラ。2月下旬から咲き出しています。
詳しく読む>> ベニバスモモ
3月上旬に花が咲き出したばかりのベニバスモモ。紅色のがくに包まれた蕾もかわいらしい!
詳しく読む>> ナシ
中心部が赤や黄色になる花が多い中、ナシの花は中心まで純白。白さが際立つわけです。葯のピンクもかわいらしい!
詳しく読む>> モクレン
少しクリームがかった白花のハクモクレン。まだ葉の展開しない木にこの大きな白花がたくさんついているとよく目立ち、散歩道で遠目に見つけて走り寄ることもしばしば。
詳しく読む>> コブシ
モクレンとは異なり開ききる花が美しいのがコブシの大きな特徴です。これはコブシとシデコブシの交配種‘バレリーナ’で、波打つような花びらが魅力的な人気品種。甘い香りも楽しめます。
詳しく読む>> ユキヤナギ
枝の茶色が見えないくらいに白い花が密に咲きます。枝の向きが一定ではないので、動きが感じられ、躍動感ある景色になるのもユキヤナギの魅力です。
詳しく読む>> アンズ
アンズの花色はソメイヨシノと変わらない淡いピンクなのですが、赤いがくがよく目立つので全体はソメイヨシノより濃いピンクの印象になります。
詳しく読む>> アーモンド
アーモンドの花はモモによく似ていますが、モモよりひと回り大きな印象。ソメイヨシノよりピンクが濃いので、華やかな印象です。
詳しく読む>> レンギョウ
手前にレンギョウの黄色、奥にユキヤナギの白。いよいよ春本番だと感じさせる花木の共演です。
詳しく読む>> ヒュウガミズキ
ヒュウガミズキの花は2〜3個が固まって咲きます。木全体が淡黄色に覆われると、なんとも優しさのある景色になりほのぼのした気持ちになります。
詳しく読む>> ビバーナム・ボドナンテンス
花径1cmほどですが、花房になるとこんなに華やかな雰囲気になります。
詳しく読む>> アルメリア
株元に茂る葉の中から花茎がすっと立ち上がり、ボール状の花房がつきます。この草姿の美しさもアルメリアの魅力です。
詳しく読む>> サトザクラ
‘紅華’という品種で、1965年に北海道の桜守、浅利政俊氏が作出。オオヤマザクラとサトザクラの雑種の交配種と推定されています。濃淡のピンクが美しい八重咲きの花が枝いっぱいに咲きます。開花期間が長いのも魅力。紅華桜=コウカザクラとも呼ばれます。
詳しく読む>> MEMO
・一年草花が咲き、種子ができると枯れてしまうのが「一年草」。育てやすく、ガーデニング初心者におすすめです。
・多年草・宿根草枯れることなく毎年花を咲かせるのが「多年草」。徐々に大きくなっていくので、経年変化が楽しめます。「宿根草」は冬に枯れてしまった後も根だけが残り、翌年にまた花を咲かせます。植え替える必要がなく、毎年楽しめるのが魅力。
・花木(かぼく)「花木」は花や実を愛でて楽しむために植える樹木のこと。比較的に少ないメンテナンスで存在感のある景色が楽しめます。