靴は「ヒールの高さ」が見極めポイント
次にシューズです。靴は底を貼り替えればまだまだ履けたり、洋服よりサイズの変化が少ないこともあり、捨てずらいですよね。
迷い世代は、我慢してまでヒール靴を履かなる人が多いので、手放すかどうかの大きなポイントのひとつは、「ヒールの高さ」だと思います。
以前、私もヒール高10㎝くらいの靴を、思いきって一気に処分したことがあります。
捨てられないバッグは「残す」のもアリ
最後にバッグ。値が張るものですし、洋服ほどトレンドもないので、私もバッグが一番手放せない(笑)。
革が焼けている、ライナーが破れたりホツレてきた、久しぶりに出したらおせんべいみたいに変形してしまったなどの場合は、思いきって捨てることをおすすめします。
ただ、ブランドのバッグは何年経っても褪せない魅力がありますし、使い込んで味が出たレザーも素敵ですから、バッグに関してはスペースが許す限り、残しておくのもいいかなと思います。
自分を高めてくれるもの、気持ちが上がるものは、手放さなくてもよし!
一気にやろうとすると荷が重くなってしまうので、気負わずに、夜のほんの少し開いた時間を使って、「これぐらいならできる」っていうところから少しずつ手をつけるといいんじゃないかなと思います。
迷い世代のおしゃれルール:
断捨離は無理してまでやらない、捨てない迷い世代の服選び…「最近何を着ても似合わない」と悩む“ファッション迷い世代”の女性に向けて、雑誌『家庭画報』で活躍するスタイリストのおおさわ千春さんが、誰でも実践できる服選びのルールとポイントをお届けします。
おおさわ千春/Chiharu Osawa
スタイリスト
雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手掛ける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優からも信頼を得ている。
イラスト/大橋美由紀 編集協力/湯澤実和子