パブロ・ピカソ Autoportrait, 1901 Huile sur toile, 81 x 60 cm Paris, Musée national Picasso-Paris, dation, 1979, MP4 Photo © RMN-Grand Palais (Musée national Picasso-Paris) / Mathieu Rabeau(c) Succession Picasso 2018オルセー美術館が捉えた、ピカソの人生の6年間
「Picasso Bleu et Rose」(「ピカソ 青とバラ色」展)最後に、パブロ・ピカソです。
1900年秋にパリに落ち着いてから、1906年夏にキュビスムに傾倒するまでの、若いピカソの短い6年間に焦点をあてた、初めての特別展です。 この時期は、「青の時代」「バラ色の時代」にあたり、絵画やデッサン、彫刻など、300点あまりの作品が網羅されています。
オルセー美術館。(c) Musée d'Orsay - Patrice Schmidtパブロ・ピカソ「青い寝室」La Chambre bleue, 1901 Huile sur toile, 51 x 62,5 cm Washington, Phillips collection (c) Photo The Phillips Collection, Washington, D.C.(c) Succession Picasso 2018時系列に展示されているので、メランコリーを湛えた青の時代から、フェルナンド・オリヴィエと出会って愛に満ちた日々を過ごしたバラ色の時代へと、多感なピカソの生きる姿を、作品を通して知ることができます。
ピカソ「青とバラ色の時代」展ポスター。「Picasso Bleu et Rose」(「ピカソ 青とバラ色」展)場所 Musée d’Orsay(オルセー美術館)
1 rue de la Légion d'Honneur 75007 Paris
電話 +33 (0)1 40 49 48 14
期間 2018年9月18日〜2019年1月6日
開館時間 9時30分〜18時(火曜・水曜、金曜~日曜)、9時30分〜21時45分(木曜)
閉館日 月曜、12月25日
入館料 14€
http://m.musee-orsay.fr/fr/expositions/article/picasso-bleu-et-rose-47542.html この他にも話題の特別展が多数
・マイヨール美術館の「ジャコメッティ展」(~2019年1月20日まで)
・ポンピドーセンターの「安藤忠雄展」(~2018年12月21日まで)
・イヴ・サンローラン美術館の「サンローランの夢見たアジア展」(~2019年1月27日まで)
・ジャクマール・アンドレ美術館の「ローマでのカラバッジオ展」(~2019年1月28日まで)
1人のアーティストに光を当てた特別展のおすすめは、この秋のパリにたくさんあります。天才作家の作品世界に深く浸る喜びを味わうのはいかがでしょうか。
大島 泉/Izumi FILY-OSHIMA
ライター、コーディネーター、通訳、翻訳者
東京生まれ、東京育ち、1989年にパリへ。現在はパリ郊外サンジェルマン・アンレイ暮らし。