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【新連載】あの有名パフォーマーの奥さまが、海外できものを着る楽しみを綴ります

2017.07.28

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まず第1回目は、現在私が住むアメリカはボストンについてお話しします。

ここボストンはご存知のとおり、アメリカの東海岸に位置する大変歴史のある街で、ヨーロッパからの移民が最初に入植したのがこのニューイングランドと呼ばれるエリアだったため、ヨーロッパ風のレンガ造りの街並みがとても美しい都市です。 

そのためか、ボストンの人たちは歴史的な建築物や、伝統的な文化を愛する傾向にあるため「きもの」の認知度も高く、きもので街を歩けば、多くの人が声をかけてくださり、「あなたのきものとっても素敵ね!実はウチにもきもののコレクションがあるのよ!」などと、アメリカ人ときもの談義に花が咲くこともしばしば。、 


きものを1つの芸術作品だと見てくれる人、さらにはコレクションとしてきものを所有している人も多数いて、私がきもののビジネスを始める際、このような方々からきものをドネーション(寄付)していただいたこともありました。 まさか、アメリカ人からきものもらうとは!これは私にとって嬉しい驚きでした。 

また、ここにはおなじみの「ボストン美術館」をはじめ、アメリカを代表するような素晴らしい美術館が多数あるので、そのような場所にきもので出かけるのも大変楽しいものです。


イザベラ ガードナー美術館の中庭で撮った一枚。



こちらは、日本舞踊の仕事の後、ボストン美術館を訪れたときのもの。



アメリカ人に共通して言えること、それは人を褒める事が異様にうまいこと! このとき、美術館で出会った方たちに「あなたのきものが、この美術館で一番の芸術作品だったわ!」や「 You made my day!(あなたのおかげでよい1日になったわ)」などと、 それはもう盛大に、なかなか日本語では言われないような表現で褒めてくれます。

褒めていただけるって、大変に気持ちのよいもの…ぜひ皆さんにも経験していただきたいです。 きものを着るだけで、きっとスター扱いしてくれますよ。 そして、きものを着るならここ、ボストンはアメリカで一番オススメしたい街です!

 

北川聖子/Seiko Kitagawa

元プロダンサー。世界的エンターテイメントグループ「ブルーマン」の一員である夫と結婚しアメリカへ移住。 その後、きもののレンタルや着付けを行うスタジオをオープンさせる。 現在は夫のワールドツアーに同行し、“ きものの魅力を世界に伝える!”という使命を自らに課して全う中。

Instagram:https://www.instagram.com/japanesekimonodressing
Facebook:https://www.facebook.com/seiko.watashistyle/
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