【作り方】
1:子羊肩肉は4等分にし、塩5gと黒胡椒をまぶす。野菜類はすべてみじん切りにしておく。
2:タジンの鍋にオリーブオイルを入れて中火にかける。鍋が十分に熱くなって、オイルの香りが立ってきたら、1の子羊に小麦粉をまんべんなくはたき、余計な粉は払い落として鍋に入れる。
3:そのまま肉を動かさずにしばらく焼き、こんがりといい焼き色がついたら上下を返して(写真)、もう片面も同様に焼き色をつけて取り出す。
4:2の鍋に1の野菜を入れて炒める。にんにくと生姜の香りを出し過ぎないようにしたいので、すべての野菜を一度に入れて構わない。ここで軽く塩、黒胡椒を振り、サフランを指でつぶし入れる。
5:野菜がしんなりとしたら弱火にして、カルダモン、コリアンダー、パプリカ、ターメリックを入れて軽く炒める(写真)。香りが立ったら、3の肉を戻し入れる。
6:白ワインを注いで強めの中火にかけ、沸騰してアルコールがとんだらトマトの水煮、松の実、ドライプルーンを入れる。
7:タジンの蓋をして弱火にし(写真)、2時間煮込む。途中、1時間経ったところで肉の上下を返す。煮詰まりすぎて焦げ付きそうなときは水を足す。味をみて塩で調え、仕上げに香菜を添える。
肉を焼かせたら日本一! 人気シェフ・和知 徹さんのストウブを使ったレシピ集。ストウブで調理するとどこに差がつくのか、それをやさしく解き明かす調理入門編から、和知シェフならではのフレンチ&各国ビストロ料理を収録。
和知 徹(著)
定価:本体1,600円+税
撮影/合田昌弘