2020年、オリンピック・パラリンピックは絶対に盛り上がります。それは疑いの余地がありません。そのとき、自分が何かに本気になっているかいないかで、気づけること、得られるものが大きく違ってくる。僕はそういう気がしています。
スポーツというものは、人と人を繋げる大きな力を持っています。なかでも、オリンピック・パラリンピックには、世界も含めて、とてつもない繫がりを生み出していくパワーがあります。そして、その繫がりというのは、待っているだけでは得られない。自分から求めていくなかで得られるものです。
自分が主体的に考え、動き、繫がっていくこと。そのことに年齢はまったく関係ありません。「もう若くないから」などと言って諦めるのはもったいない。東京2020は日本人全員にもたらされたかけがえのないチャンスです。今日から僕と一緒に“自分ピック”、始めましょう!
みんなでつなげよう東京2020への“和”と“心”!
このコラムの締めは毎回、僕のメッセージを凝縮した一文字の書。”心”がすべての根っこにある!という思いをもとに考え、したためていきます。第一回目の提言は「自分心」!
松岡 修造 SHUZO MATSUOKA
1967年東京都生まれ。86年にプロテニス選手に。95年ウィンブルドンでベスト8入りを果たすなど世界で活躍。現在は日本テニス協会理事兼強化本部副本部長として、ジュニア選手の育成とテニス界の発展に尽力する一方、テレビ朝日『報道ステーション』、同『TOKYO応援宣言』、フジテレビ『くいしん坊!万才』などに出演中。近著に『弱さをさらけだす勇気』。
公式サイト>> 撮影/鍋島徳恭 スタイリング/中原正登〈FOURTEEN〉 ヘア&メイク/大和田一美、井草真理子〈APREA〉 取材・文/清水千佳子
衣装協力/KONAKA