合わせ薬味
一年中手に入るごく一般的な「青じそ、生姜、みょうが、ねぎ、貝割れ菜」の5種を刻んで合わせたものが「分とく山」でも使っている合わせ薬味。合わせることでそれぞれの香り、辛み、苦みなどがミックスされてやわらぎ、複雑なうまみに変わって、いずれかの薬味が苦手な人でもおいしく食べられるようになります。
冷蔵庫で1週間保存できるので、この合わせ薬味を常備して、ゆでただけ、焼いただけのような料理に使うと、合わせ薬味の歯ざわりと香りで上等な料理に仕上がります。それに野菜がたっぷり摂れて健康的。使い方は万能で、洋風にも合います。
“ご家庭で、みょうがや青じそをパックで買って残ってしまうことはありませんか? でも初めからこの合わせ薬味にしておくと、使い勝手がよいのでしなびさせることはまずないでしょう。「分とく山」でもこの合わせ薬味を常備して、かくし味としていろいろな使い方をしています”(野﨑さん)。
【材料 作りやすい分量】
・青じそ 10枚
・生姜 1かけ
・みょうが 3個
・ねぎ(青い部分)※ 1/2本分
・貝割れ菜 1パック
※青ねぎ、万能ねぎでもよい。
【作り方】
1:青じそは横に千切りにする。生姜は皮をむいてみじん切りにする。みょうがは縦半分に切ってから小口切り。ねぎも小口切りにする。貝割れ菜はざく切りにする。
2:1を混ぜ、たっぷりの冷水(夏は氷水)に5分さらす。さらすことであくが抜け、シャキッとして日持ちするようになる。
3:2をしっかり水切りして、キッチンペーパーを敷いたふたつきの容器に入れて冷蔵庫へ。1週間保存できる。
人気料理店「分とく山」で使っている、合わせ薬味と4種のたれ。焼いた肉に薬味をかけるだけでさっぱり食べられ、ゆでた魚介にたれをかけるだけですぐにメインの一品になります。薬味もたれも作り方は簡単で、作りおきも可能。合わせ薬味とたれを使ったアレンジレシピもたっぷり掲載。これで家庭の料理も一気にランクアップしますよ。
野﨑洋光(著)
定価:本体1,300円+税
撮影/湯淺哲夫、南雲保夫、三木麻奈