翡翠色の松の皿に春の味覚を盛った八寸(3人前)。はまぐりの白酒焼き、手毬ずし、金柑蜜煮、桜花形くわい白煮、花弁長いも唐墨まぶし、花弁さつまいも揚げ。取り皿に使われた乾山の角皿の草花は絵替わり。器/鶴松大皿(14代永樂得全作)、色絵草花角皿(尾形乾山作)ホテル隣接の料亭「山荘 京大和」にて名器で楽しむ本誌読者特別コース
ホテルと同じ昨年2019年10月にリニューアルオープンした「山荘 京大和」は、143年の歴史を誇る大阪「大和屋」が京都で昭和24年に始めました。
建物の由緒はさらに古く、江戸末期から明治維新にかけて幕末の志士たちの活躍の舞台ともなった「翠紅館」、茶室などの建物群と庭園からなります。
和の粋を極めた建物と庭園を舞台に、晴れやかな料理と先々代が蒐集した器でもてなしをする女将の阪口順子さん。「料理は四季折々の素材や器を吟味し、手をかけ、盛りつけに心を尽くした会席です」と話す厚地正仁料理長。
京大和の料理には料亭ならではの雅と華があり、なかでも八寸には最も季節感が表現されます。
ぼんぼりとともに供される、春の風情と味覚づくしの煮物椀「筍海老真丈とわかめ」と「桜鯛、いか、赤貝の造り」。器/貝蒔絵椀(時代物)、祥瑞写し向付(15代永樂正全作)節句や歳時、祭りなどをテーマに献立を組み、3月はひな祭りの趣向で、灯りをともしたぼんぼりの登場とともに宴が始まります。
今回は特別に、代々の主人が蒐集してきた尾形乾山や歴代の永樂の器に盛っていただきました。
特別昼食の会場「翠紅館」の広間。南と東が大きく開けていて、八坂の塔を望む。2020年4月には、パーク ハイアット 京都での宿泊と組み合わせた、数々の名器を愛でる特別昼食が本誌読者のために用意されます。
ホテルに泊まり、美味を味わい尽くす至福の1泊2日をお楽しみいただきます。
【家庭画報読者特別宿泊プランのご案内】パーク ハイアット 京都に宿泊しながらシグニチャーレストラン「八坂」での夕食、誌面で紹介した名器を鑑賞しながらいただく「山荘 京大和」での特別昼食をなどセットにした読者特別宿泊プランをご案内します。春爛漫の京都で、特別なひとときをお過ごしください。
日時/2020年4月23日(木)~24日(金)
内容/シグニチャーレストラン「八坂」での夕食、パーク ハイアット 京都の宿泊、翌日の朝食(和食、洋食選択可能)、「山荘 京大和」での特別昼食
定員/10名(申込者多数の場合、先着順)
価格/1名1室利用の場合25万円、2名1室利用の場合1名18万円(ともに税・サービス料別、宿泊税別)
予約・お問い合わせ/パーク ハイアット 京都 TEL:075(531)1234、またはEメールpark.kyoto@hyatt.com
※お召し上がりいただく料理は、4月の料理となるため誌面掲載の料理とは異なります。
※誌面で紹介した器は座敷での鑑賞のみで、料理に使用されるのは別の器となります。
※キャンセルポリシー:14日前より100パーセントのキャンセルチャージを承ります。
山荘 京大和住所:京都市東山区高台寺桝屋町359
TEL:075(525)1555
営業時間:11時30分~13時、17時~19時(ともに入店)
定休日:不定休
※要予約 コース昼1万2000円~、夜2万7000円~