暮らしとからだを整える日々の料理 第9回 予定が立て込む12月は、忙しさから体調管理がおろそかになることも……。暮らしとからだを整える料理のレシピや食の知恵を、世界文化社の人気書籍から厳選してお届けします。
前回の記事を読む>> ヴィーガンとは、肉や魚、卵や乳製品などの動物性食材を摂らず、野菜や果物、穀類や豆類などの植物性食品を摂る食スタイルを実践している人のこと。
ヴィーガンになる理由はさまざまですが、コレステロールの摂取を抑えられ、消化器系への負担が少ないヴィーガン料理は、健康維持の観点からも注目が集まっています。
野菜料理家の庄司いずみさんの『からだが整う ゆるヴィーガン・レシピ』(世界文化社)から、日本の乾物を使ったヴィーガン料理を紹介します。
庄司いずみ(しょうじ・いずみ)さん/野菜料理家。 日本ベジタリアン学会会員。 野菜料理や100%植物性のヴィーガン料理をさまざまなメディアで発表。主宰する「庄司いずみ ベジタブル・クッキング・スタジオ」では家庭料理からダイエット料理、 プロフェッショナル向けのヴィーガン料理まで、 幅広い内容のレッスンを展開している。 https://shoji-izumi.tokyo/麩や高野豆腐、乾物をヴィーガン流に
写真は、左奥から時計まわりで高野豆腐、車麩、板麩。ヴィーガン料理で使う肉の代替品というと、すぐに大豆ミートや豆腐製品を思いますが、意外や乾物も使えます。高野豆腐はとても優秀。煮ものだけでなく、肉代わりに唐揚げや炒めものにも使えます。麩もまた栄養価が高く、車麩100g(乾燥のもの)内に30.2g ものたんぱく質を含みます。
これらの乾物は保存もきくので、ぜひ常備してください。とても重宝します。
車麩と玉ねぎ、スナップエンドウのしょうが焼き
しょうが焼きは手軽で満足感もあり、ご飯の進むおかずです。ヴィーガン・レシピで作るなら豚肉の代わりに車麩もいいですよ。
ふんわり柔らか、クセのない車麩がしょうがだれで大変身。車麩に片栗粉を薄くまぶすのがポイント。食感がよくなる上、たれのからみもよくなります。
材料(2人分)
玉ねぎ……1/2個(100g)
スナップエンドウ……10本(80g)
車麩……2枚
片栗粉……適量
油……適量
a
・しょうが……ひとかけ(10g)
・酒……大さじ1と1/2
・みりん……大さじ1と1/2
・しょうゆ……大さじ1と1/2
作り方(1) 玉ねぎはくし形切りに、スナップエンドウは筋を取る。しょうがはすりおろす。
(2) 車麩は水に10分間以上浸けて戻し、両手ではさむようにして水気をしっかり絞る。
(3) 車麩を半分に切り、片栗粉を薄くまぶしつける。フライパンに油を熱してこれを入れ、両面をこんがり焼いたら一度皿にとる。
(4) 3のフライパンをきれいにして、油をひき、1 の玉ねぎを炒める。玉ねぎがしっとり柔らかくなったら、スナップエンドウを入れて火を通す。
(5) 車麩を戻し入れて、aを加え混ぜ、弱火にしてたれを全体に煮からめる。火を止め、器に盛る。
・
ほかのレシピを見る>> からだが整う ゆるヴィーガン・レシピ
庄司いずみ著 1980円/世界文化社月に1度、週に1度、家庭で気軽に「ゆるヴィーガン」ライフを始めてみませんか? 野菜料理家の庄司いずみさんによる、いつもの定番のおかずを動物性から植物性に食材を上手に置き替えた、とっておきのヴィーガン・レシピ80品を収録。
Amazonで購入する>> 各3名計15名様に、対象書籍を1冊プレゼントします。 対象書籍:A『慈恵大学病院の食べる「免疫力」』 B『80歳、村上祥子さんの長生き発酵食レシピ』 C『からだが整う ゆるヴィーガン・レシピ』 D『藤井恵さんの更年期ごはん』 E『大原千鶴のいつくしみ料理帖』 ※Dは藤井恵さん、Eは大原千鶴さんのサイン入り! 応募には、家庭画報.comの会員登録(無料)が必要です。 未登録の方は〔ご応募はこちら〕ボタンから「新規会員登録」へお進みください。 応募締め切り:2023年1月8日(日)23:59まで
注意事項(必ずお読みください) ●当選の発表はプレゼント書籍の発送をもってかえさせていただきます。抽選結果に関するお問い合わせはお答えしかねます。 ●住所不明・長期不在等で届かなかった場合は、当選を無効とさせていただきます。
プレゼントの応募方法 ●下の〔ご応募はこちら〕ボタンからご応募ください。ログインすると「INQUIRY FORM/お問い合わせ」画面に移ります。 ●件名に
「書籍プレゼント応募」を選択し、詳細を記入する空欄に以下の必要事項をご入力のうえ、送信してください。
必要事項 1.希望する書籍の記号(A~Eのいずれか一つ) 2.この記事の感想 3.ご住所(プレゼントの送り先) 表示価格はすべて税込みです。 この記事は、『からだが整う ゆるヴィーガン・レシピ』(世界文化社)の一部を抜粋・再構成して作成しました。 撮影/西山 航