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辻 典子さんが作る、ジュエリーのような秋冬の野草のリース

2020.09.17

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散歩が楽しくなる辻典子さんの「旬の野草リース」 最終回(全4回) 幼い頃、すすきや猫じゃらしなどで、遊んだ思い出はありませんか。公園の隅や空き地、畦(あぜ)道など、どこにでもある野草。ひと工夫すれば、暮らしに四季の彩りを添える可愛らしいインテリアになります。足もとの野草に目を向けると、毎日の散歩がもっと楽しくなるでしょう。前回の記事はこちら>>

ジュエリーのような
秋冬の野草


木を見上げてみたり、草原を見渡してみたり……ちょっと目線を変えると、可愛らしい形の種、木の実に出合えます。柿の実が落ちた後、枝についているヘタ、原っぱの茂みに絡んだ自然薯の種など。空気がひんやりしてきたら、また新しい発見です。
辻 典子さん
辻 典子さん

京都・大原生まれ。大原在住。約20年前から野草でリースを作り始める。著書に『四季の野草リース』(小社刊)。ハーブにも詳しく、ベニシア・スタンリー・スミスさんの庭の手伝いもしている。

ほおずきと松ぼっくり


夏の間、乾燥させておいたほおずきと、秋に公園で拾った松ぼっくりを組み合わせました。

柿のヘタとじゅず玉


まるで花のような柿のヘタ。じゅず玉にワイヤーを通して、たくさんの花を咲かせました。

自然薯(じねんじょ)の種


太陽に照らされると、ピカピカと光るので目に入ります。その光沢はリースにしても1年以上持ちます。

ふうせんかずら


秋になり、表面が硬くなってから収穫すると、しぼみません。徐々にオレンジ色に変化する様子も楽しんで。

立ち枯れあじさい


あじさいを剪定せず、夏まで、または初秋までそのままにしておくと、緑や紫などのグラデーションに変化します。萼(がく)がしっかりしてきた頃に収穫します。
作る人/辻 典子 写真/梶山 正 協力/古道具ツキホシ

『家庭画報』2020年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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