上野動物園のジャイアントパンダ飼育では初となる、自然交配で生まれ元気に育っているパンダ・シャンシャン。母シンシンと、飼育員さんの愛情をたっぷり受けて健やかに成長するその軌跡をまとめました。
2017年6月12日…母シンシン、父リーリーのもとに赤ちゃん誕生!11時52分に産声を上げました。自力で体温調整ができないため、誕生から約1か月間、シンシンが抱いて温め続けました。
6月14日…生後2日、初めての身体測定体重147グラム、体長14.3センチ。6月末頃から耳や目の周り、肩の皮膚が黒くなりパンダらしい模様になりました。
7月22日…両目がうっすら開きました体重1.6キロ、体長34.1センチ。見えてはいませんが、両目が開きました。床を這って方向を変えながら進めるように。
7月半ばシンシンは常につきっきりで世話をしています。就寝中に事故がないよう、飼育員さんは24時間体制で見守りました。
8月半ば後ろ足でふんばり、体を持ち上げられるようになりました。室内でシンシンがずっと寄り添い過ごします。
8月31日…歯が生え、前足の力が強くなりました体重4.4キロ、体長55.5センチ。犬歯が生えてきました。前足に力を入れ上体を起こし、前進できるようになりました。
9月10日11回目の測定。鼻先から尾のつけ根までを測る「体長」のほか、細かく健康状態を検査しました。
9月20日…運動量が増えた、生後100日体重6キロ、体長65センチ。四肢に力を入れて、数歩進めるようになりました。