予防だけでなく、着実に“結果”を出す時代へ「本気の頭皮・毛髪ケア最前線」 第7回(全8回) 女性の薄毛や抜け毛の多くは更年期前後から始まり、加齢とともに増えてくる、誰にでも起こり得る生理的現象の一つです。「年齢のせい」とあきらめている人も少なくありませんが、女性の薄毛や抜け毛は治療やホームケアで改善できる時代になりました。一方で、せっかく治療を受けても思うような効果を得られない人もいます。そこで、最先端治療からホームケアで活躍する機器、ヘアケア製品まであらゆる方面から衰えていく毛髪を健やかに保つ情報をお届けします。
前回の記事はこちら>> 【ホームケア習慣】ヘア機器に髪の未来を託す
微細な刺激でコリを解きほぐす
プロ直伝・デンキバリブラシ活用法
エレクトロン デンキバリブラシ®2.0+ボディ
人気の低周波美容機器がより使いやすく進化した頭皮と顔用のブラシ状アタッチメントに加え、首や肩などの全身も手軽にケアできる円形のボディ用アタッチメントと専用ローションがセットに。悩みに合わせて活用を。21万7800円/GMコーポレーション毎日のお手入れで頭皮を整えながら愛おしむ
頭皮をほぐし、血流を促すにとどまらず、確かな効果が得られるものが増えてきたヘア機器。なかでも人気の「デンキバリブラシ®」がリニューアル。
ヘアサロンのケアメニューにも取り入れているAMATAの伸江さんに、使い方を教わりました。
「最新のデンキバリブラシでは、連続的な低周波を与えるノーマルモード、美顔鍼からヒントを得たハリモード、リラックスに最適な波モードの3つから選べます。基本的な使い方はノーマルモードで生え際から頭頂部へ向け、下から上へとブラシを動かします。最後は耳周りも刺激して、溜まった老廃物を一掃。立毛筋が刺激され、毛の一本一本が立ち上がるので、うねりが軽減しスタイリングしやすくなります。抜け毛が減ったと実感されるお客さまも多いですね。時間がある日は、ハリモードを額や目尻、ほうれい線に当て、顔のリフトアップも目指しましょう」
〈ノーマル波〉でお手入れスタート。専用のローションを頭皮全体になじませ、前頭部の生え際から頭頂部に向かって、順に動かしながらブラシを当てる。
頭の形に沿ってワイパーのように押し動かす。次に側頭部をケア。こめかみからつむじ、耳の上から後頭部に向かって順に動かす。反対側も同様に行う。
後頭部をケア。襟足から頭頂部に向かって、ブラシを動かす。右側、中央、左側のブロックに分けて順番に行う。
〈波モード〉に変え、重要なツボが集まる耳にブラシを当てる。ブラシを当てた状態でグルグル円を描きながら刺激を与え、頭皮を引き上げるようにこめかみまで動かして終了。
ヘアサロンAMATA ジェネラルマネージャー 毛髪診断士®
伸江さん成熟世代の女優や著名人に支持されるベテランスタイリスト。スタイリングのみならず毛髪診断にも定評が。頭髪まわりのすべてを安心しておまかせできる。TEL:03(3406)1700
毎日こつこつと続けたい「赤色LED照射」
疲れが目立つ頭皮の奥深くへと、赤色の光エネルギーをじっくり届けるヘア機器。うねりなどのダメージが気にならない、艶やかな黒髪が手に入ります。
〔特集〕予防だけでなく、着実に“結果”を出す時代へ 「本気の頭皮・毛髪ケア最前線」(全8回)
表示価格はすべて税込みです。
撮影/大原敏政〈aosora〉(静物)、国井美奈子(取材) モデル/桐生ちづる 取材・文/柳田美由紀
『家庭画報』2022年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。