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“歯周病のなりやすさ”は予測ができる!「歯科ドック」はどんな人におすすめ?

2022.11.02

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早期発見こそ長生きの鍵 第13回(全23回) 幸福寿命を延ばすために今こそ、カラダの総点検を!前回の記事はこちら>>

虫歯や歯周病のリスクを評価し、嚙み合わせをチェック「歯科ドック」


歯や口腔内の健康は健康寿命との関連が強く、今、注目されています。食事や会話で人生を楽しみ、笑顔に自信を持ち続けるためにも、歯科の健診・ドックを定期的に受けましょう。

歯科ドック
東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 総合診療歯科学講師 礪波健一先生
東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業。同大学大学院歯学研究科博士課程修了。2002年、スウェーデン・マルメ大学留学中にう歯や歯周病の予防の重要性を認識し、母校の総合診療歯科において歯科の最先端の健康診断メニューを開発。

【なぜ必要?】
歯周病や大人の虫歯は静かに進行。長年の癖が歯やあごを傷めている可能性も


加齢による口腔の機能の衰え(オーラルフレイル)は、全身の衰え(フレイル)の前段階であることが知られています。

「オーラルフレイルは放置すると要介護状態につながる可能性がありますが、口腔ケアによってフレイルの予防、ひいては全身の健康の維持・回復が期待できます。歯の健康を守ることは健康寿命を延ばすことと大きく関連しているのです」と東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 総合診療歯科学の礪波(となみ)健一先生は語ります。

オーラルフレイルにはさまざまな要因が関連します。なかでも重要なのが歯を失う原因となる歯周病や虫歯です。

「特に歯周病は35歳くらいから増え始めます。急速に進むタイプもありますが、たいていはゆっくり進行し、気づいたら歯を失うといった例も多いのです」。歯を失うと食事がしにくくなるだけでなく、発音にも影響し、食事や会話といった人とのコミュニケーションが阻害されることもあります。

「子どものころから虫歯知らずで歯科に行く必要のなかった、いわば歯の健康に自信がある人でも音もなく歯周病が進行していることがあります。また、何らかの自覚症状があって歯科に通うと治療後に定期健診をすすめられますが、それに行けなくなったままの人も要注意です。健診やドックは歯の健康に目を向ける機会になります。是非定期的にチェックを受けることをおすすめします」。

このような人におすすめ


●定期的に歯科のチェックを受けていない
●歯科のかかりつけ医がいない
●歯肉が腫れているような気がする
●口臭や口の渇きが心配
●食事中、あごの関節の音が気になる
●通常の歯科健診よりもさらに詳しい検査を受けてみたい
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