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都通信記事一覧へ>> パリでクレープ三昧!ガレットが美味しい3軒
(パリ特派員:大島 泉)
フランス人が食事にかける時間は世界でも最長で1日当たり2時間13分だそうです(OECD〈経済協力開発機構〉の調査より)。そして、パリだけでもレストランの数は1万8000軒もあるのだとか。
そんなグルメ大国の首都にふさわしく、パリには、星付き店や予約のいる人気店のコースメニューだけではなく、パリジェンヌ御用達の手軽なランチの定番がたくさんあります。
カフェの大皿サラダ、ベトナム料理店のフォーなどが安定した人気ですが、もう一つ外せないのはクレープ屋さんのガレット。いずれも予約なしで気楽に食べられて、一品でボリューム満点、お値段も手頃と三拍子!
今回は、パリのクレープリーから、界隈や雰囲気の違う店を3軒紹介します。
行く前に知っておきたいクレープリーのメニュー構成
「ラ・プティット・ブルトンヌ」のクレープから、はちみつ、アーモンド、レモンの「オワゾー」、8€50。ブルターニュを発祥の地とするクレープリー(クレープ店)の基本メニューはどこも同じです。
サラザンまたはブレ・ノワール(黒い麦)というそば粉で作った塩味のクレープ(ガレット)に、おかず系の具材を挟んだものがメインディッシュです。それに、小麦粉で作ったデザート系の白っぽいクレープと、シードル(りんごの発泡酒)という組み合わせ。
ガレットは1枚で意外なほどボリュームがあるので、ガレットの後にデザート系のクレープまで食べられるか不安な場合は、具の少なめのものをオーダーしましょう。